2009年11月8日 10時37分更新
岡山県が行った電気自動車に関するアンケート調査で電気自動車は、環境に良いと魅力を感じているものの、高い価格や短い走行距離に課題があると受け止めている人が多いことがわかりました。
調査は、県がことし5月からホームページを使って行い、個人と法人からあわせて353件の回答がありました。
このうち、電気自動車の購入を検討する場合の理由について複数回答で尋ねたところ、「地球温暖化対策に効果が期待できるから」が69.4%と最も多く、次いで、「ガソリン車に比べて燃費の面で経済性が高いと考えるから」が58.1%でした。
一方、電気自動車で心配に思うことについて複数回答で尋ねたところ、「価格が高い」が70%と最も多く次いで「1回の充電で走行できる距離が短い」が68.8%、「外出先での充電が心配」が54.7%などとなり、高い価格や短い走行距離に課題があると受け止めている人が多いことがわかりました。
県環境政策課は「電気自動車の普及のためには、行政が補助金を出したり税の負担を軽くしたり、充電設備を増やしていくことなどが必要だ」と話しています。