門司海上保安部は7日、関門海峡で韓国籍コンテナ船「カリナ・スター」と衝突し、北九州市の門司港に停泊していた海上自衛隊護衛艦「くらま」が8日、母港の佐世保基地(長崎県佐世保市)に向け出港する、と発表した。海自によると、艦長を含め乗組員全員が帰還予定。海自の事故調査委員会も調査を始める。
くらまはコンテナ船と衝突した艦首部分が損傷。自力航行はできるが、かじ取りが難しいため、万一に備え、佐世保まではタグボート2隻が付き添う予定。到着後は、海自事故調が船体の被害状況を調べた後、船体を修理。乗組員の調べも進め、数カ月後に海上幕僚長に調査結果を報告する方針。
=2009/11/08付 西日本新聞朝刊=