(cache) 沖縄・嘉手納統合案に抗議集会 米軍機爆音の被害訴え - 47NEWS(よんななニュース)
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  •  米軍普天間飛行場の嘉手納基地への統合案に反対し、デモ行進する参加者=7日夕、沖縄県嘉手納町

    沖縄・嘉手納統合案に抗議集会 米軍機爆音の被害訴え

     米軍嘉手納基地の爆音問題を抱える沖縄県嘉手納町は7日、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の移設先として岡田克也外相が嘉手納基地への統合案に意欲を示した発言の撤回を求める抗議集会を同町内で開き、「平穏な生活を守る立場から統合案に断固反対する」との決議を採択した。参加者は約2500人(主催者発表)。

     町内の議員や各界代表が登壇し、実行委員長の宮城篤実町長は「いかなる理由があっても統合案には乗らない」とあいさつ。町婦人連合会の嘉手川千恵子会長は「将来の子や孫の教育環境が破壊される。これ以上の基地被害を負わせたくない。(政府は)沖縄での(衆院選の)議席確保は何だったのか胸に手を当てて考えてほしい」と語気を強めた。

     県立嘉手納高校2年生の新城武士さん(17)は「耳の奥まで突き刺さり、体の中まで震える爆音で授業が中断する。戦闘機が低空飛行するのは普通の風景ですか。爆音がなくなるどころか、今まで以上に苦しめと言うのですか」と訴えた。

     参加者らは集会後、「静かな夜を返せ」「基地負担を軽減せよ」と訴え市街地をデモ行進した。

     岡田外相は10月23日の記者会見で、嘉手納統合案を検討する考えを表明。嘉手納町議会は同28日、抗議の意見書を全会一致で可決した。周辺の北谷町や読谷村も同様の意見書を可決。

      【共同通信】