2009-11-08

学生時代からの女友達が居る。

その子が好きだ。出会った瞬間からずっと。

想いを伝えたのは、案外すぐのことだった。

彼女の答えは「ありがとう」

(嬉しいけど、そういうのじゃないの。分かってくれるよね?)

僕はぎこちない笑顔を作り、話題を変えた。

 

彼女美人で頭も良く、皆に愛された。

どこか秘密めいたところもあり、無垢な少女のようでもあった。

僕は彼女に夢中だった。だが、もう一線を越える勇気はなかった。

彼女の重荷になるまいと、仲の良い友達でいるよう努力した。

そんな僕に彼女はさらに気を許すようになった。

彼女は僕に言った「一番の友達だよ。」

 

あるとき彼女に試練がやってきた。

僕は彼女邪魔にならないよう気遣い、少し距離をおいた。

ある強引な性格の男が、押し付けがましく彼女に近づいた。

少しして、彼女その男と付き合うようになった。

僕はさらに距離をおいた。

 

切れそうになると、僕から声をかける。つかず離れずの仲が何年も続いた。

彼女は輝かしい道を歩み、一方で僕は深く沈んでいった。

そして僕に試練がやってきた。

僕が彼女にそれを打ち明けると、彼女は惜しみなく力を与えてくれた。

毎日毎日励ましてくれた。

僕は試練を乗り越え、彼女は泣いて喜んでくれた。

 

それからまた何年かが経ち、友情を重ね、お互いを信頼しあうようになった。

彼女はいつも僕を支えてくれる。決して自分は弱音を吐かない。

ふいに彼女は僕に言った

「大好きだよ」

僕も彼女に言った

「大好きだよ」

 

僕が本当に困ったとき、彼女はきっと助けてくれる。

でも彼女が本当に困ったとき、僕を頼ってはくれないだろう。

 

彼女来年結婚する。

 

 

 

クソッ!くそっ!!ファック!!ファーーーーック!!!!!!!

俺の人生ファーーーーーーーーーーーーーーーーック!!!!!!!

かみさま!!!!かみさまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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