GONE TO SOON [2009年08月18日(火)]
|
あらためてMichael Jacksonの「早すぎる死」を悲しく思います。 マイケルには、大好きな母の看病の時にもいつも元気をもらってました。私は一人っ子なので、誰にも頼ることができず、全て自分ひとりで母の確実に来る「死」までを背負わなくてはならず、母に頼りきっていた自分が心細くて…。泣きたくても泣くことも許されない一年間でした。 自宅療養の時も、オロオロする父の手前気丈に振舞わなくてなならない、そして自分の家族の前では、二人の子供が育ち盛りでもあり、実家の看病を終えて帰ると、保育園に迎えに行き息つく間もなく家族の生活を守らなければならず、夫は細かいことは言いませんけど、私の実家までは協力しては貰えない状況でしたし、そんな毎日の中で唯一泣ける場所が自分の愛車の中でした。 子供達が寝入ってから、車を飛ばして家から離れ誰もいない多摩川の近くでマイケルのアルバムをボリューム上げて聴きながら号泣したものです。マイケルの優しすぎる声に心を委ねながら、近いうちに間違いなく来る「母の死」が悲しくて悲しくて泣きました。その悲しみは、父にも夫にも子供達にも絶対にわかってはもらえないものです。母は私の全てでした。母にとっても「私」が全てだったと思います。 63歳という若さで愛する私と別れなければならない…、そんな悲しいことがあるでしょうか その愛する母との「別れ」に毅然と務めさせてくれたのは、マイケルの存在です。唯一私に泣く場所を与えてくれた Michael Jackson。 マイケルの無念さ、悲しみを時間の経過と共に感じてます。 今日は、大好きなtokuさんが某ラジオ番組でマイケルの「BILLY JEAN」をかけてくれました。同じアーティストとして、曲の歌詞に注目をされ、そしてその歌詞の生々し過ぎる表現とエンタテインメント性で世界中の音楽ファンを魅了した事実に驚嘆されてました。 マイケルは、日常の心情をメッセージとしてアートのレベルにまで昇華できる才能の持ち主です。メロディーは木に登って天から受け取るそうです。その美しいメロディーラインと、多くの才能ある人脈によって芸術作品として世の中に伝えることのできる人でした。 マイケルの死後、着実にさまざまなジャンルを越えて世界中の音楽を愛する人々によって彼の「愛」が伝わって行くことでしょう。私達は本当に Michael Jackson を愛してました。声を大にして叫びたいです。 8月29日の花:百日紅 8月29日誕生日にハリウッドヒルズの墓地に埋葬されることが決まったようです。どうか静かに眠らせてあげてください。 |