広島山中に女性頭部 不明の女子学生か?
女性の頭部が見つかった臥竜山山頂へと続く林道の入り口を封鎖する警察車両
Photo By 共同 |
広島県北広島町の臥竜山(がりゅうさん、標高1223メートル)山頂付近で6日午後1時45分ごろ、切断された若い女性の頭部が見つかった。島根、広島両県警は10月26日から行方不明になっている島根県立大の女子学生(19)の可能性が高いとみて、身元の確認を急いでいる。また、何者かが遺棄した疑いがあるとして死体遺棄、死体損壊容疑で捜査を始めた。
広島県警などによると、きのこ狩りに来た男性が10メートルの崖下に女性の頭部を見つけ通報した。20代前後とみられる。付近では遺体の他の部分や遺留品などは見つかっていない。死後それほどたっていないという。
茶色っぽい髪の色や顔の特徴が、北広島町と隣接する島根県浜田市で10月26日から行方不明になっている、島根県立大1年平岡都さん=同県浜田市=と酷似しており、県警は平岡さんの可能性が高いとみて司法解剖して死因を調べるとともに、DNA型鑑定して身元の特定を急ぐ。
現場は臥竜山入り口から林道を約4・5キロ進んだ付近。頭部は、車両転回場の崖下の斜面にある落ち葉の上で見つかった。転回場からは徒歩約12分で山頂まで行けるという。付近に大量の血痕はなく、特に争った跡もないことなどから、別の場所で切断、遺棄したとみられる。浜田市中心部からは直線距離で南東約25キロ。
島根県警浜田署によると、平岡さんは10月26日午後9時15分ごろ、浜田市内にあるアルバイト先のアイスクリーム店を出た後、約1キロ離れた学生寮に戻らず行方が分からなくなった。同店は同28日に辞める予定だった。先月初めには、所属していた大学のボランティアサークルにも辞めることを伝えていた。
香川県坂出市に住む平岡さんの母親が、連絡が取れないことを心配して10月28日午後、浜田署に通報。携帯電話もつながらず、同署は事件や事故に巻き込まれた可能性があるとみて捜査。今月2日には顔写真を公表し、情報提供を呼び掛けていた。
29日には浜田駅近くで、平岡さんとみられる女性をタクシー運転手が目撃している。その際、30〜40代とみられる2人の男性に腕を抱えられるようにして歩いていたという。
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