“王の一声”で自由契約→契約延長

ソフトバンク秋季キャンプのブルペンで山田（右）の投球を見つめる王会長
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　２軍臨時コーチとして宮崎秋季キャンプに参加中のソフトバンク・王会長が“ダイヤの原石”を掘り当てた。

　０６年育成ドラフトで１巡目指名されながら、左ひじの手術などもあり、１０月３０日に自由契約選手になっていた左腕・山田だ。

　規定の３年間での支配下登録をつかめず自由契約となったが、球団は将来性も考慮して今キャンプに“テスト生”で参加させていた。ブルペン投球を視察した王会長は「体も大きいし、ボールに角度がある。先発完投型になってくれればいいね」と高評価した。

　さらに、５７年センバツ甲子園で早実のエースだった当時の決め球であるカーブを伝授。山田も「ああいうカーブを覚えないといけないとは思っていた」と感激した様子。支配下選手か、育成選手かは未定だが、球団側は山田に来季も契約する方針を伝えた。【ホークスグッズ】