木村氏の決意…「マリノスを何とかしちゃる」
横浜は6日、来季新監督にOBで元日本代表MFの木村和司氏(51)が就任すると正式に発表した。5日に横浜市内で嘉悦朗社長代行(54)、中村勝則取締役(53)らと木村氏が会談を行い、1年契約で基本合意に達した。来週サインする予定だ。
木村氏を起用する理由について、嘉悦社長代行は「マリノスの伝統と魂を注入できる人で最適任者と考えた。攻撃面で改善を期待したい」と話した。木村氏がJリーグで指揮を執るのは初めてだが、現役時代に攻撃的MFとしてイマジネーションあふれるプレーを見せて決定機を量産した経験に期待をかける。
木村氏は5日の会談の中で「わしが今のマリノスを何とかしちゃる」と広島弁で並々ならぬ意欲を示し「走れないやつは駄目」とチームづくりの構想も口にしていたという。1年契約の提示についても木村氏は「当然だ」と話し、短期間で好結果を出す決意を示した。
横浜はゼネラルマネジャー(GM)や監督を歴任し、現在は早大ヘッドコーチを務める下条佳明氏(55)が来季からチーム統括本部長として復帰することも発表した。