ノートPC+外部モニター【初級編】

HOME>映像メディアを活用しよう目次ノートPC+外部モニター【初級編】

1.ノートPCの画面解像度/2.外部モニターの接続/3.画面を切り替える
4.解像度の変更5.表示画面の比較

2005/11/17
1.ノートPCの画面解像度
平成17年(2005年)現在,ノートパソコンの多くは液晶モニターの解像度が横×縦=1024×768ピクセル(=XGAと呼ばれる)です。ワープロを使う程度なら問題ありませんが,複数のウィンドウを同時に開いたり,画像処理ソフトを使ったりすると,画面が狭いと感じることがあります。
XGAサイズの情報量で不足を感じたら,外部モニターを接続して利用するとよいでしょう。
その際,外部ディスプレイモニターの解像度は1280×1024ピクセル(=SXGAと呼ばれる)以上を選びましょう。
※XGA=eXtended Graphics Arrayの略です。
同様にSXGA=Super XGAです。詳細を知りたければ,モニター,解像度などをキーワードにしてインターネットで検索してください。
2.外部モニターの接続
では実際に外部モニターを接続してみましょう。作業はとても簡単です。通常のノートPCなら,外部モニターを接続する端子が標準で装備されているはずです。(右図の赤丸で囲んだ端子)
この端子は「アナログRGB ミニDsub 15ピン」と呼ばれています。この端子とディスプレイモニターの接続端子をつなぐだけです。右図で手に持っているのが,外部ディスプレイ側からの接続端子です。特別なソフトウェアをインストールしたりする必要はありません。
※持ち運びを主眼に設計された軽量パソコンの場合,接続端子が特殊な形状になっていたり,省略されていたりするかもしれません。説明書を読んだり,コンピュータに詳しい人に見てもらったりして確認してください。
接続して外部モニターの電源を入れます。右図のように「ノートPC画面:表示/外部モニター:消灯」の状態になります。
3.画面を切り替える

このページのトップ

ノートPCから外部モニターへ画面を切り替えてみましょう。表示を切り替えるキーは,右図のパソコンの場合[F3キー]です。機種によって違いますので,右図のようなキーを見つけてください。
この[F3キー]は左下の[Fnキー](=ファンクションキー)と同時に押します。2つのキーを押すたびに,以下のように切り替わっていきます。
 

切り替え

ノートPCの液晶 外部モニター

表示 消灯
  表示 表示
  消灯 表示
4.解像度の変更
画面を外部モニターに切り替えただけでは,きっと表示がぼんやりした状態だと思います。そこで,外部ディスプレイモニターの解像度に合わせて,パソコンから出力する画面の解像度を変更する必要があります。手順は以下のとおり。
 (1) デスクトップ上の何もない所で右クリック−[プロパティ]をクリック。
 (2) [画面のプロパティ]ウィンドウが表示されます。
 (3) [設定]をクリック。
 (4) [画面の解像度]のスライドバーを左右に動かして変更します。
 
5.表示画面の比較

このページのトップ

解像度の大きな画面に表示すると,どのような差があるのでしょう。
ノートパソコンの標準的な液晶画面と,それよりも解像度の大きな外部ディスプレイモニターの画面とで比較してみます。
右図はそれぞれの画面に,ワープロ文書を2ページ表示した様子です。
 
ノートPCの画面の例
●12.1インチ
●1024×768ピクセル

外部モニターの画面の例
●17インチ
●1280×1024ピクセル
実際に表示される画面の一部分を拡大すると,以下のとおりです。
【ノートPCの画面の例】
1024×768ピクセルで2ページを表示すると,文字がつぶれてしまい判読できないものもあります。

外部モニターの画面の例】
1280×1024ピクセルであれば,やや見にくい文字もありますが,きちんと読むことができます。 これなら2ページを見開きにしながら文書を作成することができます。そのぶん,スクロールする必要がなくなるわけです。

このページのトップ
Copyright 2004 Kazuhiro Hitomi. All Rights Reserved.