一筆斬撃blog帳

｢総連の山口の幹部とも俺は仲が良いんだよ。やっぱり幹部は金持ちだしね。いろいろと子弟の就職の世話とかを頼まれることもあるんだよ｣

この手の発言の主が山崎拓とかだったらまたかぐらいにしか思わない。

よりによって安倍晋三だから問題なのである。

記事の元は週刊文春2.21号

「朝鮮総連とも仲良しだって　安倍前首相「地元のナイショ話」

安倍は言うまでもなく「拉致解決」で旗を振ってきた政治家である。

かつて総連相手に激しく切り結んだ人間が今や総連と仲良しになったとは呆れる話であろう。

冒頭に述べた発言が飛び出したのは先月２６日、山口での政治活動本格再開の決意表明として、首相当時の番記者たちを招集した時のオフ懇でのこと。

「首相就任後は総連関連団体への強制捜査を支持して、北朝鮮に『総連を葬り去ろうとしている』とまで言わしめた張本人ですからね。政治信条に偽りありと自ら認めたようなものでしょう」（政治部デスク）

こういう発言がオフレコとは言え飛び出すこと自体がおかしなこと。

「今回の放言に見られるように政治センスのなさはもはや致命的。自民党内でまともに相手をする人はほとんどいません」（与党内に詳しい永田町ウォッチャー）

これでは誰にも相手にされなくなるだろう。

先に取り上げたことのある「暫定税率」についてのＫＹな発言といい、今回の「総連仲良し」発言といい、安倍は自分がどういう立場で行動してきたかをまるで忘れてしまったのではないかと思う。

しかし今回の安倍発言はもはやKY以前に（事実ならば）国民への裏切り以外の何者でもないだろう。

安倍にとって「拉致解決」はどうでもよくなったのか？！
「拉致解決」への意欲が無くなったのならば政界から去るべきである