「美味しいお赤飯」が頭から離れない週末-虎屋のお赤飯
私の頭は、「美味しいお赤飯が頭から離れない週末」である。
まず、桜さんの日記を読んで、「どうも、東京で一番上質な乾燥豆を扱っているのは、日本橋の八木長さんで、萬藤さんは、二番手かな?」と思った。 で、八木長さんのHPを見ると、「ささげ」は扱っていないように見えたが、桜さんがDMで、お店では売っていると教えてくださった。 価格が90gで、千円弱とのこと。 これは、明らかに、萬藤さんより高い。 一度、買って来て試さなくてはと思ったのだ。 で、お赤飯大好き!という点で、桜さんも私に劣らないみたいで、彼女の日記には、やたらに、虎屋のお赤飯が出てきて、「虎屋のお赤飯が一番」と言われると、本当に食べたくなる。 (このページとかこのページ) ただ、虎屋のお赤飯は小豆なのだ、きっと私には合わないかもと想像した。 でも、桜さんが一番美味しいとおっしゃるのだも、一度は味わなくてはね~と、土曜日に銀座まで行って虎屋のお赤飯を試し、帰りに日本橋の八木長さんでささげを買ってみようと思ったのだ。 天気も良く、暖かいし、風もない、自転車で行っても、髪の毛が乱れたり、汗だらけになる可能性が0だったので、自転車で出かけた。 上段が、柴漬けともう一つは何だろう、お漬物が2種と、黒い豆状のものが二種類入ってきた。(後は熱いお茶がついてくる) あの白いお漬物や大きいお豆が何なのか、聞いてくれば良かった。 蓋つきのものを運んで来て、ウエイトレスさんは、いなくなってしまうから、聞けなかったのだな~。 右は、お漬物と黒い豆状のものだが、黒い豆状の上の方は、紫花豆だろうか、お多福豆? とても大きなお豆を柔らかく、甘く上手に炊いてあった、とても美味しい。 下の黒い豆状のものは、小さな肉厚の椎茸、冬菇(どんこ)で、上質でとても美味しく、やはり、椎茸の煮含めは冬菇に限ると思った。 冬菇の椎茸を食べるのは久々、最近、やたらに高いから、自分でも買わないし、食べに行っても余り遭遇しなくなったことに気付く。 久々に食べる肉厚の冬菇は、感激物であった。 で、お赤飯なのだが、美味しいことは美味しいのだが、私の場合、小豆のお赤飯に、「豆の香りと味が濃い」と感じられないのだなと思った。 小豆独特の美味しさがわからないのだ、何だか、ごく可もなく不可もない豆が入っているくらいにしか、感じられない、悲しい。 これは、本当に、生まれてからずっと食べていたお赤飯の種類で決まるのではないだろうか? 桜さんは、北海道育ちだから、甘納豆が入ったお赤飯と、小豆のお赤飯が定番だったそうだ。 でも、私は、ずっとささげのお赤飯が当然で食べ続けている。 生まれてこの方、小豆のお赤飯を食べたのは、ずっと以前、吉兆で食べたお赤飯と、今回の虎屋のお赤飯しか経験がないのだ。 だからか、私は、そこらへんの和菓子屋さんのささげのお赤飯でも、舌がささげの豆の美味しさをどこかで探し出して、まあまあと思いながらも食べることができるけれど、小豆のお赤飯は慣れていないせいか、味が良くわからないみたい、困ったものだ。(笑) で、虎屋のお赤飯にかかっている胡麻塩が殆どしょっぱくないのに、物足りないことはなかったのだ。 それを食べていて、2つのことを感じた。 「そうだ、この胡麻塩は、暮らしの手帖に載っていた『黒胡麻50g:塩10g:水10cc』で作った胡麻塩の感じと似ている」ということと、「こんなに塩味の弱い胡麻塩で美味しく食べられるということは、私の記事にコメントをしてくださった薫さんの作り方のように、お赤飯を蒸すときに、塩水を打ち水にしているのかな~」と、心に浮かんだのだ。 帰りに図書館に寄って、現在発売中の暮らしの手帖の「美味しいお赤飯の炊き方」のページをチェックした。 一度目に見たときよりは、丁寧に見たら、何と、その暮らしの手帖の記事は、「家庭でつくるとらやのお赤飯の作り方をとらやさんに習いました」とか、書いてあるではないか。 おまけに、何故虎屋のお赤飯かというと、「渋に通じる豆の味が生きたお赤飯としたら、小豆を使った虎屋のお赤飯が一番」と書いてあった。(虎屋のお赤飯を蒸す時の打ち水は、真水であった) 実は、私がささげのお赤飯を美味しいと思う理由こそが、「渋にも通じる豆の味が生きている」からなのであった。 私は、国産ささげには、その味を感じるが、お赤飯に入った小豆には感じられない。 桜さんも、虎屋のお赤飯が一番と言い、暮らしの手帖もそう言っている。 が、断じて、私は国産ささげ(萬藤さん程度以上)のお赤飯が一番だと思っている。 もう、これは、味覚の違い、また、小さい時から食べたお赤飯の歴史の違いかも知れない。 私も食べ込めば、小豆のお赤飯の美味しさがわかってくるかも知れないけれど、でも、国産ささげに満足しているので、小豆のお赤飯を自分で作る気はしないかも。 昔、この並びのビルに長い間勤務していたので、時々食べたもの。 美味しかったかどうかは良く覚えていない。価格は、虎屋さんと同じで1155円なのだが、構成が全然違うところが面白い。 栄太楼さんのは、近所のサラリーマンがお昼に食べて満足することを狙った感じ?) 他、東京でお赤飯で有名なのは、日本橋の弁松さんとか、浅草だったら、徳太楼のお赤飯が美味しいと聞いている。 追々味わってみようかな? でも、私としては、良い備中産だるまささげさえ手に入れば、自分で炊くお赤飯が一番美味しいと思う。(熱々を食べられるし、豆を沢山いれられるし) お赤飯はあれば食べるというくらいのもので あまり思い入れはないのですが・・・ やはり小豆でなくささげが入っていてほしいとは思います! 自分で作ったお赤飯が1番というのは納得できます。 自分の好みを1番分かっているのは自分ですから・・・ ただ、作る腕がないとですけどね(笑) >ケイトさん 東京方面生まれ育ちは、やはり、「ささげ」ですよね。 これはいかんともし難い、きっと暮らしの手帖の人も、小豆で育った人なのですよね。(虎屋もそうですが) 私もお赤飯に思い入れはなかったのですが、圧力鍋を買った時にお赤飯のレシピを発見、偶然、高品質のお豆を使って炊いたら、「お赤飯ってこんなに美味しいものだったの?」と、その出来立ての豆の香りと味がぷんぷんするお赤飯にノックアウトされました。 圧力鍋を使えば、本当に簡単ですが、ちょっと水っぽい仕上がりかな? 自分で作ると、お豆の質を選べますし、量もケチらなくて済みます。 一度覚えてしまえば、やめられなくなります。 外で買うお赤飯は、どうしても、お店は収益を考えますから、例えば、八木長さんのささげを使ったりできませんものね。 この大きい豆は花豆だと思います。 実家の母が好きで、八ヶ岳から取り寄せて煮ているので多分あっていると思います。 そうそう・・私の実家でもお赤飯の豆は絶対にささげです。 私も、ささげの味と香りが大好きで、色出し用に多目に茹でてあるささげ(茹でたささげ全部はご飯に入れないですよね)を食べるのが子供の時の楽しみでした。 お赤飯に入っているのが「ささげ」という名前なのは、最近になって知りました。祖母はミートローフやパウンドケーキはよく作ってくれたけれど、お赤飯やおはぎはいつも買っていたので・・・笑 海外に住みだして、おはぎが家で作れるということを知り、びっくりしたのを覚えています。 我が家のお赤飯は弁松が多かったかな?お祝い事があると、よく取り寄せていました。弁松はお魚が美味しかったです。お赤飯はもちもちのしっかりどっしり系です そのお赤飯に、小豆入りや、甘納豆(!どんな味!?)があることを、こちらで初めて知りました。 食べてみたーーーい!!どんな味なのでしょう?甘納豆というからには甘いのでしょうか?それにごま塩をかけて食べるのでしょうか?想像でワクワクします♪ 渡辺さんのお赤飯、本当に美味しかった!! こうやって写真だけを見ているのは、拷問に近いです(笑) >タバサさん 「花豆」ですか、調べてみたら、お多福豆というのは、乾燥したソラ豆を煮て出来上がったものを言うみたいです。 おばあさまの花豆を食べて育ったら、余所の花豆では満足できないかもね、羨ましい~。 また、そのささげを余分に色出汁に使って炊いたお赤飯というのも魅力的です。 タバサさんは、ずいぶん恵まれていて、羨ましいです。 >hanakoさん そうか、まだ届きませんか? 金目のものは入っていないので、いつか届くとは思うのですが、本当にロンドンの郵便事情、ひどいのですね。 我が家もそうでして、お赤飯・おはぎは、お店で買うものでした。 が、私がお赤飯の美味しさに目覚めたのは、手作りし出してからです。(それまでも、好きは好きだったけれど) 父方の従姉に聞いたのですが、戦争前まで、我が家では、祖母が料理するのは、女子供使用人が食べるものだけで、家長の祖父のご飯は毎日仕出しを取っていたそうです。(朝と昼はどうしていたかは今度聞いてみます) お客が来ても、「出前」頼んで接待ですしね。 戦前の東京の都心の方では、主婦が作るものが低くて、仕出しとか専門店の調理人が作ったものが高級でご馳走という位置づけだったのではないでしょうか? 弁松のお弁当大好きです、三越に行くと買いたくなります。 >hanakoさん 小豆入りは、虎屋菓寮に行けば、東京でも味わえますが、北海道の甘納豆入りは、東京では、北海道の人の家でしか食べられないと思います。(そうだ、山梨の親戚でもお赤飯には甘納豆入れると言っていました、甘いらしいです) 後、赤飯まんじゅう、ご存知ですか? 関西にいた時に、関西のデパ地下で見かけたのですが、食べる気しなかったです。 http://www4.ocn.ne.jp/~otowaya/ 私は甘めのお赤飯は、試しに食べてもいいけれど、自分から食指が伸びないタイプみたい。(未だに赤飯まんじゅうも食べたことないです) 前回hanakoさんに出したお赤飯は、「圧力鍋お赤飯」でして、現在は、グレードアップして、より美味しい「炊き蒸しおこわ」になっています。 次回、ご馳走しますね。 実はわたし、それまで圧力鍋で調理したものが苦手・・・というほどでもないですが、ちょっとぼやけた感じがあまり好きではなくて、あの時いただいたお赤飯が生まれて初めて「圧力鍋で作られた美味しい料理」だったのです。きちんと輪郭がある圧力鍋料理って始めだったのです!! ほんとうに、美味しかった!! そこからさらにグレードアップとは、これはなんとしても長生きして、日本に行かなければなりません!(笑) 海苔を食べても感じることなのですが、「生命力を配って」いるお料理ですよね!食べるたびに幸せになります♪♪ ところで、甘納豆のお赤飯って、どうやって作るのでしょうねー? 謎です。 とっても知りたいです! 赤飯まんじゅう、はじめて知りました。 お腹が空いた時に、良さそうです♪♪ 今夜は海苔抱っこして、寝ます♪♪♪ >hanakoさん 私も圧力鍋で自分で作ったお料理は余り美味しくないので、段々使わなくなりましたが、お赤飯だけは、うまくできると思っています。(炊飯器では作ったことはないのですが) 甘納豆のお赤飯のレシピは、 http://allabout.co.jp/gourmet/cookingabc/closeup/CU20030402a/ とか http://allabout.co.jp/gourmet/cookingabc/closeup/CU20030402a/ が見つかりました。 甘い甘納豆を入れるから、ご飯にお塩を入れて炊くみたいですよ、甘納豆は炊きこんだり、後から入れたりレシピは色々みたいです。 お赤飯まんじゅうって、おまんじゅうの皮の中にお赤飯が入っていて、芯があんこですよ~。 私はどう考えても、頭で考えると、「食べたくない」と思ってしまいます。 hanakoさんが試してみて、「美味しい!」とか「大丈夫」と言ってくれたら、口に入れたいと思います。(笑) このたびはホントにびっくりです・・・・桜さんがまさかあんなことをするとわ・・・・ショックです。。。。 >miyuさん
全員、びっくり状態だと思います。 でも、全容がわからないし、取り調べ中なので、ここはぐっと我慢して、調べが終わるのを待ちましょう。
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