お赤飯と花豆
昨晩、習字塾に、お赤飯と花豆を持って行った。
私の通っている習字塾の先生は、60代後半の女性の先生と、(たぶん)70代後半の男の先生。
(女性の先生はその塾の娘さんで、教えるのは子ども専門。お父さんが大人の先生だったのだけれど、亡くなられたとのことで、近所のお弟子さんである今の男の先生が教えに来てくれる)

で、女性の先生はお兄さん家族と一緒に暮らしているけれど、独身だし、男の先生は奥様を2,3年前に亡くして、一人で自炊したり、スーパーでお総菜を買って、暮らしているようだ。
そういう人にこそ、お赤飯は喜ばれるかもと思ったのだ。
(一人暮らしの蒲田の叔父に、冷凍するだけ状態にしてお赤飯を送ると喜ばれるし)

大人クラスの生徒は、4人だけれど、一人の女性は、忙しいので、添削だけで教室には来られない。
もう一人の男性の方は、私が行く7時半頃に帰られてしまう。(たまにすれ違う)
いつもご一緒する生徒さんは、一番上の子が大学生という家庭の主婦の方一人だけ。
で、その方がとても優しく丁寧な性格、しかも良く気の付く方で、しょっちゅう、お菓子を差し入れしてくれるので、「私も何か持って行かなくては」と思っていたのだ。
が、日頃お店に張りついている私、何かを買いに行くことより、ちょうどお赤飯に凝っているので、お赤飯を持って行く方が、自分にとっては、楽だし、やる気が起きたのだ。

で、3人分持って、習字塾に行った。
(ちっ、もっとお赤飯上手にできると思っていたのに、お豆が固めになってしまったと思いながら)
そりゃ~、人が作ってくれたものをもらえば、皆褒めてくれる。(笑)

渡すとき、私の口から自然に出た口上は、「あの、私、お習字と違って、お料理には向上心があるのです。だから、どうか、何なりと、批評してください」だったのだ。←咄嗟に出てしまったのだけれど、お習字の先生に言う言葉ではないですね~(笑)

(こういう言葉が自然と口から出ると言うのは、本当のことかも。お習字はどうでも良いとは思わないけれど、練習している内に適当に上手になればいいや程度しか、思っていないのだ。お料理に関しては、人の批評を素直に受けて、上手になりたいと思っている自分に気づいた)

桜さんの花豆は、全員、大絶賛。
皆、あっという間に食べてしまった。
皆、柔らかくて、ほっくり煮えていて、本当に美味しいという感想、心から美味しそうに堪能していた。
勿論、これはインターネットのお友達が送ってくださったもの、冷凍してあるのを自然解凍してきたと伝えた。
一粒ずつ凍らせたのは成功、若干柔らかくなったものの、形は全然崩れなかった。
(お年寄りには、解凍したくらいの柔らかさの方が喜ばれるかも)
一人、6,7粒しか持って行かなかったのだが、もっとあれば、いくらでも食べることができそうな感じであった。

私のお赤飯も褒めてくれたけれど、ま~、自分で出来上がりがわかっているから、不味くはないにしろ、実際はまあまあという感想なのではと思った。
(もっと、ささげが柔らかく炊き上がってくれればよかったのに、もしくは、ささげが柔らかくなるまで、もっと蒸せば良かったのかしら?そうなると、もち米がどういう状態になるかわからなくて、怖くてできなかったのだ。)
ただ、容器に入れただけで、全然格好良くないお弁当だったけれど、お赤飯について、俵型にしていったことはとても褒められた。
食べ良いし、冷凍しやすいということで。
重さを計ったわけではないのだけれど、先日、もち米1合で300gのお赤飯ができることがわかった。
で、今回4合炊いて、俵型7つずつをプラスチックの容器に詰めたのが3つ。
残ったものを100gずつに分けたら、4つできたから、お弁当にしたのが、一つ270gくらい?
そして、それを7で割ると、1つの俵型が40gくらい。

男の先生は、7年前に胃を切って、一度にご飯を100gくらいしか食べられないとのこと。
(私もそうなのです、一度に100g以上のご飯は食べません、でも、ダイエットなのですけれどなんていう会話をした)
そういう方にも、計算がしやすいと喜ばれた。

次回、もっと上手に炊けるようになったら、持って来ますで、終わった。

しかし、あの先生たちは、柔らかく煮えた甘いお豆を本当に美味しそうに食べられる。
そうだ、まrさんからいただいた「白いんげん豆」が手つかずで残っている。
あんなに美味しそうに食べてくださるのなら、今度は、白いんげん豆を甘く煮て行こうかしら?
(少なくとも、私は煮るだろう、そして、美味しく煮えたら、持って行こうと思う。やはり、使うお鍋は、ストウブが良いかしら?)

<おまけ>
最近、残り物料理とか、冷蔵庫在庫一掃料理ばかり作っている私。
今日は、ブロッコリー消費料理。
土曜日に買ってきたパンもあることだから、ブロッコリーとマカロニと鶏モモ肉でグラタンを作ることにして、先程、作業してきた。
ちょうどブロッコリーについては、えいよう塾の井上さんのブログに、「皮も食べられる」と書いてあったので、剥いた皮も実もマカロニと一緒に茹でてみた。(マカロニが9分茹でだったので、一緒に9分茹でた)
引き上げて食べてみると、枝の部分とか、ブロッコリーの上の方の皮は、茹でただけで食べられるくらい柔らかく茹だった。
下の方の皮はやはり固くてだめ。(井上さんのように、繊維を断ち切る切り方をしたら食べられるかも知れないが)
ただ、剥いた皮の中側には、柔らかい部分が相当残っていたので、固い皮だけを再び剥いて、食べられる部分はグラタンに入れることにした。

油で、鶏肉・ブロッコリー・マカロニを炒めて、ホワイトソースで和えたところで、「食べ損ねたトマト」があることを思い出し、上に乗せてみた。

ここまで仕込んで、台所を離れ、今、お店番をしている。

1時になったら、部屋に戻って、このまま少し焼いてから、チーズをかけて、こんがり焼く予定。
美味しそう!
by mw17mw | 2009-02-26 12:11 | 日常生活 | Trackback | Comments(6)
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Commented by まr at 2009-02-26 18:17 x
どうもです。
差し上げておいて申し訳ないのですが、あの時のお豆は、白豆各種の大きさや形の違いが分かればいいやぁ位の気持ちで、その辺で買って家にあった物なので必ずしもお豆の質が良い訳ではないのです。豆とか筍とかは素材が良くないと手間を掛けた割りに残念な仕上がりになってしまいますから。
多分白いんげんに当たる中位のサイズのものは、家でトマト煮にしてみたら、皮の引っ張りが強い割りに中が脆くて最後急速に煮崩れる傾向がありました。
甘煮でしたら、じわじわ皮を柔らかくしてシロップ漬けのような仕立て方がよいかもしれません。

なさけないコメントですみません。
そうそう、大根は鶏手羽先と煮てもトロリとしておいしいですね。豚バラよりは脂の罪が軽そうな気もしますし。
Commented by mw17mw at 2009-02-26 18:49
>まrさん
そうなのですか?
ま、どれかは甘く煮てみます、うまく行かなかったら、餡粉にしてしまえばいいのですよね。
それを丸めて、お茶菓子にしたりして。(笑)
インゲン豆のトマト煮も手羽先と大根も美味しそうですね。
Commented by at 2009-02-26 22:32 x
今日早速近くの日帰り温泉でお豆腐食べてきました。私もいつもは2~3人で行くのですが、今日はお豆腐を食べることをメインに、日中一人で行ってきました。お豆腐メインと言いつつ、ちょうどランチの時間でカレーライスも注文してしまいましたが。
あそこは日中でもお酒を飲む人が多くて、皆さんおつまみのように一品料理を何点か注文しているみたいですね。
私たちはいつも、お蕎麦やご飯、定食みたいな物を人数分注文して、1~2品サラダや揚げ物をプラスすることが多いのです。
まわりの人たちが注文している物をよく見ていると、お豆腐食べている人が多かったです。

私の作った煮豆がお習字塾の人たちに召し上がって頂けたなんて嬉しいですが、恥ずかしいような。
小さな豆を煮るのは破裂が怖くて難しいですが、大きな豆は素材さえ良ければ、時間はかかりますが割と簡単に上手に煮ることができると思いますよ。
Commented by cookeiyoujk at 2009-02-26 23:30
まりさん こんばんわ
ブリッコリーの軸 茹でてみたんですね。
茹でるより炒めたほうが合うような気がします。また機会があったら、やってみてください。炒めて硬いときはお酒か水をふって少し蒸らし煮にすると、良い感じになりますよ。
Commented by mw17mw at 2009-02-27 11:16
>桜さん
早速、試しに行っていただき、有難うございます。
(ちょっと書いただけでわざわざ行かれるとは思いませんで、びっくり。)
あそこのお豆腐は、どうなのかな?
あの程度だったら、そこらへんのデパ地下で手に入る程度かも知れません。
でも、私は結構気に入っていて、温泉に行った帰りに、お土産につくばの里で、買うのが習慣になってしまいました。(たぶん、デパートの地下に中々行かないせいもあるのでしょうね)

お習字の先生たちは、和風のお仕事をしていることと、昔からの味を知っているせいか、お二人とも舌が肥えていらっしゃいます。(先日、お赤飯が食べたくなると虎屋に飛んでいくと言ったのは、女性の先生)
二人とも大満足の様子で、私が作ったわけでもないのに、嬉しくなりました。
有難うございました。
Commented by mw17mw at 2009-02-27 11:17
>井上様
蒸し炒め、今度やってみますね、ストウブで。
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