丸山海苔店の海苔比べ
先日、桜さんが送ってくださった「丸山海苔店の海苔」、とうとう、殆ど食べ終わった。
桜さんは、私の海苔の方が美味しいとおっしゃってくださるが、どうしてどうして、丸山海苔店の海苔も美味しかった。 立て続けに、テイスティングのように海苔を食べると、先に口に入れた海苔の個性で、次の海苔の個性が消される場合と、生きる場合があるような気がした。 一番、繊細で美味しい、さすがと思ったのは、「佐賀のはしり」 これこそ、佐賀の海苔の美味しさかというような、繊細な海苔で、口溶けがとても良い。 パリっと薄い海苔を噛んで食べると、海苔自体は、ふわっと消えてしまうような感じ。 後に甘さが残る。 これは、本当に高級な海苔という感じ。 次に繊細な味だったのは、「次郎ごのみ」。 これは、佐賀のはしりと同じ感じの口溶けの良いタイプだけれど、東京湾のもののせいか、十分美味しいのだが、佐賀産と比べると、甘さとか風味が少ない感じ。 「上総のはしり」は、それだけで食べると、美味しい海苔なのだが、佐賀のはしりや次郎ごのみの後に味わうと、「磯くささが強いとはこういうことを言うのか」との感想を感じる。 でも、単独で、おにぎりに巻いて食べると、美味しいことは確か。 「青とび」は、他の3つとは、性格を異にして、厚めの海苔。 自然に青海苔が混ざった海苔とのことだが、どうしても、青海苔が混ざると厚めになるのかも知れない。 これも、単独で食べると、青海苔の風味がして、美味しかった。 全部、単独で食べると、上等な海苔である。 ただ、比べっ子で食べると、勝つのは、「佐賀のはしり」と「次郎ごのみ」になってしまうのかも。 また、最初、この比べっ子のときに、自分で「ステーキパンで焼いた青混ぜ」と「餅網で焼いた青混ぜ」も食べてみたのだが、この丸山海苔店さんのものを食べた後で食べる自分で焼いた海苔は、厚みがすごいことが実感された。 たぶん、青混ぜであることから、元々の乾海苔自体が厚い上に、手焼きだから、焼き縮みが激しいのだ。 比べると、ステーキパンで焼いたものはまだ美味しく感じたが、餅網で焼いたものは、ゴツゴツ厚い上に、味が感じられなくて、「ひどい海苔」とまで思ってしまった。 しかし、後から、単独で、おにぎりに巻いて、その海苔だけを食べると、結構美味しく食べられた。 海苔なんて、あんな薄っぺらな頼りないものだけれど、それぞれが繊細な味を主張し、個性が強いものだと学んだ。 食べ比べしてわかるのは、(私の場合は)「磯臭さ」だけ。 どの海苔もそれぞれ個性があるので、立て続けに色々なものを食べずに、一つひとつ別々の機会に味わうことの方が、それぞれの個性が味わえると思う。 それにしても、自分ではできないような経験をさせていただき、桜さん、有難うございました。 わー、海苔の食べ比べですか! そう言えば、試したことがないです。 海苔って「開けたらなるべく美味しいうちに食べなくては」と思うあまり、一度にたくさんの種類を開けることを思いつかなかったです! 海外では「海苔=貴重」なせいもあるかもしれません(笑) 日本に住むことがあったら、是非試してみたいです! 海苔の違いってなにかしらと想像してみました。 青い香り、磯の香り、香ばしさ、パリパリ感、溶け具合、噛み切れ具合、食べたときの音、軽さ、厚さ、濃さ(密度)、甘み、苦味、あとコクかなぁ?海苔そものの味みたいな・・・どう表現したら良いのでしょうね!?あくくまで想像ですが。 続けて食べると、海苔の味が違うと言うのはわかる気がします。 ワインもそうですよね! 以前、食通のフランス人にチョコレートを頂いたとき、食べる国の気候、温度、作られてからの時間、前後に食べたもの、などによって全然味が違うのに驚いたことがあります。 もっと繊細な海苔だったら、随分と違うでしょうねー Mさんの焼いてくださった海苔は生命力のある海苔、と思いました。 海苔の細胞のちとつひとつが、海苔らしく生き生きしているのです♪ 美味しいとか、不味いとか、味の評価とかを考え付く前に、一口食べて、「わー、美味しい!」と笑みがこぼれてしまう海苔です。 私たち夫婦は、食べるたびにこうなってしまいます♪ (もちろん、全然お世辞ではないです。すごく素直な感想です) これって、渡辺さんのお料理に共通する美味しさだと思うのですが・・・ 「江戸っ子の威勢の良さ」「潔ぎ良さ」「暖かさ」にも通じるような・・・気持ちの良く勢いのある海苔です!! >hanakoさん 私は、国内に住んでいるけれど、勿体ないので、最初1切れずつは味わいましたが、その後は、自分で焼いた海苔を食べ切った後で、順番にいただいた海苔を使いました。 今は、保存の技術(入れてある袋の材質とか)が進んでいるし、OXOのすごい容器をいただいているので、ごっちゃに食べても悪くなることはないとは思ったのですが、長年の習い性で、一区切りつくまでは同じものを食べ続けてしまいます。 まだ、後、0.5枚ずつ残っています、最後また味わおうと思っています。 >hanakoさん 私の焼いた海苔を盛大に褒めていただき、有難うございます。 あの青混ぜは、そもそもが厚めだし、それを手で焼くと焼き縮んで、一枚一枚に、機械焼きにはない「迫力」があるのかも知れません。(笑) 今回、桜さんから、上等な海苔をいただき、hanakoさんの気持ちがわかったところがあります。 やはり、上等な海苔だと、ぐしゃぐしゃと揉んで、削り節とわさびとお醤油で和えるなんてことは、確かにできないです。 安物の海苔をもらったときに、是非お試しください。 hanakoさんの書き込みに、うんうん、そうそう、と深くうなずきながら読んでおりました。渡辺さんの手焼き海苔は、説明不要の圧倒的な美味しさがあります。とにかく、一口食べると、ただただ美味しくて、言葉が出ない感じ。あぁ~この海苔おいしい!と素直に感じて頂いております。 渡辺さんの手焼き海苔和定食が出されるお店があったら毎日通ってしまいそうです。 私も何度もチャレンジしておりますが、結構根気のいる作業だということと、焼き上がりのタイミングがよくわからず、渡辺さんほどの焼き海苔にはならず、自分で焼くたびに、やはり渡辺さんの海苔の手焼き技術は凄いわ♪と感心しています。 >桜さん
褒めていただき、有難うございます、そして、美味しい海苔を沢山有難うございました。 だけれど、きっと初めて食べたから、とても美味しいと感じるのではと思います、私は慣れてしまったせいか、美味しいことは美味しいけれど、そんなに感激しないのですよね~。(慣れない方が幸せかも) 海苔を焼く技術より、あの桜さんのポークソテーを何度も焼いては休ませの技術の方が、私には難しいと思うのですが...。 一気に一組ずつ仕上ようとせず、5組を順番に少しずつ焼いて行くというのがコツかも。
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