アメリカの米軍基地での銃乱射事件が報道されています。
<引用開始>
米陸軍基地で銃乱射事件、40人以上が死傷 犯人は軍医か米テキサス州のフォートフッド陸軍基地で5日午後(日本時間6日未明)、銃の乱射事件が起き、米兵11人が死亡、31人が負傷した。銃撃犯の1人がその場で憲兵に射殺されたほか、2人が事件に関与した疑いで身柄を拘束された。米メディアは犯人について、中東系の名を持つ心理治療専門の軍医だと伝えた。オバマ大統領は同日午後の演説で事件に言及し、「詳しい状況は不明だが、多くの米兵が死傷した。恐るべき暴力事案だ」と発言。米下院本会議は、審議を一時中断して事件の犠牲者を悼み黙祷(もくとう)した。
<引用終了>
http://sankei.jp.msn.com/world/america/091106/amr0911060740000-n1.htm
イラク、アフガニスタン帰還兵の証言集「冬の兵士 イラク・アフガン帰還米兵が語る戦場の真実(岩波書店)」を読むと、今、いかに米兵やその関係者が病んでいるかを痛烈に知らされます。
さて、オバマ大統領はじめ議員たちは、何に黙祷を、そしてどのような黙祷をささげたのでしょうか。
黙祷(ウィキペディアより)
黙(もくとう、英: silent prayer)とは、声を立てずに祈りをささげること。合掌や軽く頭を下げる行為を伴うこともある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%99%E7%A5%B7
キリスト教徒においては、祈りとは神との会話、意志の疎通です。オバマ大統領は主イエス・キリストの御名においてこのように祈られたのではないでしょうか。
敵から完全に逃げる力を与えてくださっていることを感謝します。
敵の束縛から自由にしてくださったことを感謝します。
あなたへの信仰にしっかり立ち続けるかぎり、決して敵に倒されないことを、感謝します。
ご自分を信じる者たちに、悪魔を上回る権威をくださったことを感謝します。
どうか、悪い影響を及ぼそうとするものにいつも背を向け、近づかないために、肉によってではなく、御魂(みたま)によって歩むよう助けてください。
イエス様の御名によって祈ります。
アーメン。
聖書より
最後に言う。主に依り頼み、その偉大な力によって強くなりなさい。悪魔の策略に対抗して立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。だから、邪悪な日によく抵抗し、すべてを成し遂げて、しっかりと立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。立って、真理を帯として腰に締め、正義を胸当てとして着け、平和の福音を告げる準備を履物としなさい。なおその上に、信仰を盾として取りなさい。それによって、悪い者の放つ火の矢をことごとく消すことができるのです。また、救いを兜としてかぶり、霊の剣、すなわち神の言葉を取りなさい。どのような時にも、“霊”に助けられて祈り、願い求め、すべての聖なる者たちのために、絶えず目を覚まして根気よく祈り続けなさい。また、わたしが適切な言葉を用いて話し、福音の神秘を大胆に示すことができるように、わたしのためにも祈ってください。わたしはこの福音の使者として鎖につながれていますが、それでも、語るべきことは大胆に話せるように、祈ってください。
エペソ人への手紙 6章10節〜20節
http://www.alles.or.jp/~biyo/s000813.htm
キリスト教徒の敵である悪魔は、人間に戦争や殺し合いをさせようと今も激しく動いています。もとは神の「お使い」であった悪魔は、よいものとして神様から創造されたのですが、高慢になり、神に反逆する道を選びました。
悪魔は神との戦いに敗れ、天から地に落とされ、この地上で自分が破壊し滅ぼせる(地獄へ落とす)相手を飽くことなく捜し求めるようになりました。
しかしながら、神に手足やくちびるがないように、悪魔にも、手足やくちびるがありません。
であるからこそ、悪魔は人間の手足やくちびるを利用して、人を破壊するのです。
「血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするもの」
とは、まさに戦いの真実を語っています。つまり、キリスト教徒は血肉(生身の体)と戦っているのではなく、背後にいる悪の聖霊である悪魔と戦っているのです。
テロの指導者とされるビン・ラディンも生身の人間ではありますが、キリスト教徒は背後にあるイスラム教のアッラーの神と戦っているのではありません。ビン・ラディンは支配されている悪魔に「イスラム教を利用しろ」と命じられているのです。その悪魔との戦いなのです。
この悲しい銃乱射事件の発生も、ブッシュ政権が開戦したイラク戦争に起因するものと私は確信しています。
産経新聞は銃撃犯が「中東系」だと報じています。産経新聞はこの時期にこのような記事を書いてはいけません。なぜならば、ものごとの本質から離れるからにほかなりません。
本質は、前述したように背後にある悪魔との戦いです。であるからこそ、オバマ大統領はじめ、この事件を悲しむアメリカ人は、血肉との戦いではなく、背後の悪魔との戦いであることを再確認し、神との同盟関係上の仕事をすることを誓うために、神に祈りをささげるのです。それが、キリスト教徒の黙祷なのです。
読売新聞は、「キリスト教は邪教です!(講談社 新書)」という本を絶賛しているそうですが、この事実が本当ならば、全世界20億人のキリスト教徒は読売新聞が、キリスト教の敵であると認識せざるを得なくなります。真珠湾攻撃のように、キリスト教徒の安息日ねらった卑劣な方法での取材を強行し、欠陥記事を日本中に放出した読売の記者は、この投稿の本旨から考察すれば、悪魔に支配されたビン・ラディンと同じです。
悪魔の手足、悪魔のくちびるとなり、悪魔の言いなりに神の子をテロリストに育て上げるのですから。
ここで、すべての日本人に警鐘を鳴らしたいと思います。それは、キリスト教を含め、「アメリカ人が何を考えているか」を知らないと、日本は世界の孤児になります。
ブッシュ大統領が来日されますが、普天間の問題などどうでもいいことです。先延ばしできるのですから。それより問題なのは、ミャンマーの問題です。2月にクリントン国務長官が来日された時も、ミャンマー問題について語っていました。
表面上は人権問題ですが、本当の目的はミャンマーを通じて北朝鮮の核がテロリストに渡ること防ぐことです。
私は、国際人とは、英語が話せるかどうかは関係なく、アダムとイブの選択により人類が知ってしまった「邪悪」との戦いに参加できる人間であると考えます。国際人の反語を知りませんが、邪悪との戦いに臨まない人間を私は「ドメスティック」と呼びたいと思います。ちなみに、「ドメスティック・アニマル」とは「家畜」の意味です。
国会も鳩山首相の献金問題など「ドメスティック」なことばかりです。国会議員は全世界の国際人とともに、人類共通の「邪悪との戦い」「悪魔との戦い」に参加して欲しい、そう願ってやみません。
最後にもう一つ苦言を呈します。
広島、長崎でオリンピックを開催する動きがあります。私には「クレージー(馬鹿げている)」であると思えます。
原爆ドームに向かって黙祷を捧げるのでしょうか。
その時に、卑劣な真珠湾奇襲攻撃で殺された、民間人103人を含む、4,784人のアメリカ人犠牲者や、第二次世界大戦の全世界の犠牲者を追悼するのでしょうか。
今、日本人のほとんどが世界の孤児「ドメスティック」状態です。全人類が友愛精神を共有できるよう、日本人には、世界に目を向けていただきたい、そう思います。