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パトカーに謎の覚せい剤 奈良県警、持ち主不明で捜査

2009年11月6日8時9分

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 奈良県警橿原署のパトカーのドア脇にあるポケットから10月初旬、覚せい剤が見つかっていたことがわかった。同署は、パトカーに乗せた被疑者らが、所持品検査を逃れるためひそかに入れた可能性があるとみている。過去に乗務した警察官らから事情を聴いているが、容疑者は見つかっていない。

 捜査関係者によると、10月9日ごろ、橿原署員がプラスチック製の小袋に入った覚せい剤をドアポケットで見つけた。このパトカーには主に地域課自動車警ら班の6人が乗務しているといい、過去にさかのぼって車に乗せた人物の洗い出しを進めている。捜査関係者は「小袋は小さすぎて指紋の検出が難しいのでは」とみている。

 覚せい剤は遺留品として署で保管。容疑者が見つからなかった場合、公訴時効(7年)を待って被疑者不詳のまま覚せい剤取締法違反(所持)容疑で書類送検する方針。橿原署の田原康弘副署長は「捜査中なので何もコメントできない」と話している。(成川彩、伊藤あかり)

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