CPRMのコピー制御を回避する方法を紹介します
解説
今回はCPRMの解除方法を紹介します。
市販のDVDにもコピーガードは掛かっているのですがCPRMは通常のソフトウェアでは再生すらできません。
そこでこのプロテクトを解除することで再生、コピー、編集ができ通常の動画ファイルと同様に扱うことができます。
解除方法を参照しているので説明は不要と思いますがデジタル放送のコピー制御方式です。
1回しかコピーできないのが特徴で最初の録画がその1回に当たるためDVDに書き込むには映像コンテンツを移動させる "ムーブ" を行ないます。
レコーダー (HDD) からDVDへムーブできないという話を時々聞きますが "CPRMに対応したメディア" でないと移せませんしレコーダーの対応状況もあるので説明書を熟読してください。
ムーブ時に不具合が起こると映像データが無くなる恐れがあるため慎重に作業しましょう。
ツールの説明を省いて解除の解説を見たい方は 導入方法 からどうぞ。
※ 少々複雑なので1度最後まで目を通した後に実行することをお勧めします
必要なもの
・CPRMを解除したいディスク
・CPRM対応のDVDドライブ
・relCPRM
・cprmgetkey 041
・lernel32.dll
・Microsoft Visual C++ 2005 SP1
追記: 書き忘れていましたが relCPRM の動作には Visual C++ 2005 SP1ランタイム が必須です (起動しない方はインストールしてください)
ファイルの説明
各ファイルを用意しておきましょう。
○ relCPRM (relCPRM_006640.rar)
プロテクト解除のツールをGUIで操作できるようにしたものです
別のもの もあるようですが今回はこちらを紹介します
・relCPRM_006640.rar (96KB)
○ cprmgetkey 041
映像データを復号化するのに必要なキーを作成するツールです
上の relCPRM には "038" が付属しているのですが "041" の方が対応しているドライブが多いようです
cprmgetkey の詰め合わせ がどうしても落とせないので こちら からダウンロードしてください。
・_CPRM_(cprmgetkey_cprm2free_relcprm_calbee_).zip (42MB)
○ lernel32.dll
cprmgetkey の時限制限を解除するのに必要です
・lernel32.rar (61KB)
○ ダウンローダについて
備考ですが 専用のダウンローダ を使用する場合は
http://www.badongo.com/jp/file/XXXXXXX
の水色の文字を削って
http://www.badongo.com/file/XXXXXXX
としないと読み込めないものもあるので注意してくさい。
他の形式の場合も上のようにして登録してください。
ウイルスについて
アンチウイルスソフトウェアによっては cprmgetkey がトロイとして検出されます。
以下は VirusTotal でのスキャン結果です
cprmgetkey 038 → 19/41 (46.34%)
cprmgetkey 041 → 8/40 (20.00%)
cprmgetkey 041 書き換え後 → 8/41 (19.51%)
DRMを解除できる FairUse4WM も同様に検出されますしクラックツールの類をウイルスと見なすアンチウイルスエンジンは少なくありません。
ツールがグレーなため検出されているのかウイルス汚染されているのかは各自の判断で見極めてください。 (曖昧なスキャン結果から完全に判別する方法はありません)
心配ならばメインのマシンを使用しない等して実行は自己責任でお願いします。
導入方法
まずはディスクを挿入して VR_MOVIE.VRO があることを確認します。
EVEREST や Nero InfoTool でDVDドライブがCPRMに対応しているか確認してください。
殆どのドライブで対応していると思いますが非対応の場合は解除できません。
relCPRM (relCPRM_006640.rar) 、 cprmgetkey 041 (_CPRM_(cprmgetkey_cprm2free_relcprm_calbee_).zip) 、 lernel32.dll (lernel32.rar) の3つをそれぞれ解凍します。
_CPRM_(cprmgetkey_cprm2free_relcprm_calbee_) (以降 大全集) 内にある "cprmgetkey041.rar" を探して解凍してください。
※ cprmgetkey の詰め合わせ の方をダウンロードした方も同様に解凍しましょう
cprmgetkey 041 の時限制限を解除します。
大全集をダウンロードした方は "期限解除版cprmgetkey041" 内にすでに解除されたものが入っているのでそちらを使用しても構いません。 (ハッシュ値も同じなので問題ないでしょう)
その場合は以下の作業を 読み飛ばして ください。
バイナリエディタ に cprmgetkey.exe を読み込ませます。
Stirling (バイナリエディタ) での解説ですので別のエディタを使用している方は読み替えてください。
検索・移動(S) → 指定アドレスへ移動(J)... をクリックして アドレス(A) の欄に "9030" と入力、 OK をクリックします。
右側に "KERNEL32" という文字列が見つかるので "LERNEL32" と変更します。
ファイル(F) → 上書き保存(S) をクリックして変更を有効にすれば完了です。
フォルダ "relCPRM_00664" 内に先程編集した "cprmgetkey.exe" と "lernel32.dll" を移動します。
使用方法
relCPRM.exe を起動させます。
始めに VR_MOVIE.VRO を選択します。 (DVDドライブを使用するのでHDDにファイルを移さないでください)
続いて保存先を指定します。
最後にオプションから設定をして START をクリックすれば解除が開始されます。
-R RDI Packの CGMS / APSTB / EPN を削除
-C AudioストリームのCCIを削除 (DVD-Audio用)
-W アスペクトを 16:9 に設定
-v デバッグ出力 (SIDチェック)
引用元: 2ch
[-R] にチェックを入れることが推奨のようです。 (プロテクトの削除)
しばらくすると解除が終了します。
映像ファイルの再生時間等、ソースやPCの環境に依りますがしばらくかかると思います。
ファイルサイズに変わりはないのですがアスペクト比を変更すると更に時間がかかるようです。
後は通常のプレイヤーで再生できます。
MPG2JPG と AviUtl を使って編集してみました。
これでポータブル端末からも映像が楽しめますね。
1度DVDにムーブしてからと手順が面倒ですがどうしてもPCで観たい映像がある方は挑戦してみては?
売り上げランキング: 1233
- Newer: コストパフォーマンスに定評のあるイヤホン SHE9700
- Older: 11月3日まで更新を一時停止します