中日・森野「光栄」背番号3継承!真の看板選手に
◆ オーナー自ら発表…落合監督も了承 ◆
“ミスター・ドラゴンズ”継承だ。中日の森野将彦内野手(31)が、今季で引退した立浪和義氏(40)の背番号「3」を引き継ぐことが5日、決まった。地元で「3番を永久欠番に」との署名運動が起こっていたこともあり、この日のオーナー報告後に白井文吾オーナー(81)が自ら発表する異例の事態となった。
「欠番にするのではなく、名誉番号として大事にしていくということになった。来季は森野がつけます。監督にも了承をもらいました」
2000本安打、通算二塁打数の日本記録をはじめ、数々の球団記録を塗り替えた立浪氏。入団以来つけ続けた3番には、シーズン中から2つの団体が永久欠番にすべく署名運動を展開していた。ただ、中日の永久欠番は1958年に引退した服部受弘氏(10番)以来、半世紀も出ておらず、白井オーナーは「服部さん以来つくっていないし、ここに来て新しくつくるとその間の著名な選手をどう考えていたのかということになる」と説明した。
今季の31番から大抜てきとなった森野は「ドラゴンズの顔の3という背番号をつけることは光栄ですが、野球を頑張ることが一番だと思うので、これからも精いっぱい頑張っていきたい」とコメントした。同じ生え抜きの左打者で、06年に三塁のレギュラーを立浪氏から奪ったのが森野。来季は選手会長にも就任予定。重すぎるほどの“看板”を背負い、自他ともに認めるチームリーダーとなる。
[ 2009年11月6日付 ]
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