2009年11月5日 19時3分更新
新型インフルエンザの感染拡大が続く中、県内の医療機関から先々週と先週に報告があったインフルエンザの患者数が2週連続で前の週から倍増し、流行が広がるおそれがあることことなどから県はインフルエンザ警報を出して警戒を呼びかけています。
岡山県によりますと、先々週の先月25日までの1週間に県が指定する84の医療機関から報告があったインフルエンザの患者数は1医療機関あたり平均11.14人と前の週の5.18人の倍となりました。
また、先週、1日までの1週間でも患者数は1医療機関あたり20.24人となり、2週連続で患者数が倍増しています。
県ではこれまでは患者の数がおおむね30人を超えたときにインフルエンザの警報を出してきましたが、この2週間で感染が急速に拡大し、今後も拡がるおそれがあるとして5日インフルエンザ警報を出しました。
県は平成12年度に県独自のインフルエンザ警報などの基準を作りましたが、これまでに出された警報はすべて年明けで、11月に出すのは初めてだと言うことです。
岡山県健康対策課は、「インフルエンザの患者をこれ以上増やさないように手洗いやうがいなどの予防対策を徹底するほかなるべく人込みを避けて欲しい」と話しています。