2009年11月5日 19時3分更新
岡山県内で販売された菓子に肥料と見られる異物が混入しているのが見つかった問題で、菓子を製造した会社は5日から店頭で販売されている菓子の回収を始めました。
これは東京・板橋区の菓子会社、「フレンテ・インターナショナル」が、岡山県内で販売した「新ピンキーグレープミント」と「新ピンキーピーチミント」のあわせて4つの菓子に異物が混入しているのが見つかったものです。
会社で調べたところ異物は肥料などに使われる「リン酸カルシウム」などでこれを食べた倉敷市の子どもに下痢の症状が出ています。
このため、会社では5日から県内の小売店で販売されている菓子の自主回収を始めました。
このうち岡山市中区のスーパーではこの商品を販売するための特設コーナーを設けていましたが、菓子会社から5日朝、問屋経由で連絡があったことから開店前にコーナーごと店頭から撤去しました。
店長は「店でよく売れている商品だったのでとても残念です。」と話していました。
この会社の商品をめぐっては去年9月にも「ピンキーしゅわわソフトキャンディコーラアンドソーダ」という商品に製造工程で金属片が混入して自主回収をしていますが今回見つかった異物について会社では「製造する工程で混入したとは考えにくい」としています。
会社では今後、ホームページなどで注意を呼びかけることにしていて警察では偽計業務妨害の疑いもあるとみてどの段階で異物が混入したのかなどについて調べています。