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「石川の誇り」松井秀MVPに地元も興奮

11月6日0時34分配信 読売新聞

「石川の誇り」松井秀MVPに地元も興奮
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ヤンキース優勝の瞬間、拍手や万歳をして優勝を喜ぶ松井秀喜ベースボールミュージアムの来館者
 石川が生んだ大打者、米大リーグ・ヤンキースの松井秀喜選手が、ついに世界の頂点をつかんだ。

 第6戦ではチームの優勝を決定づける大活躍で、シリーズ最優秀選手(MVP)にも選出される快挙。「世界一になるため」に日本を飛び出した“背番号55”に、地元のファンからは「石川県の誇りだ」と惜しみない祝福が送られた。

 ◆地元◆

 石川県能美市山口町の「松井秀喜ベースボールミュージアム」では、来館者約20人がテレビの前にくぎ付けになり、優勝の瞬間には、拍手や万歳をして歓喜の声を上げた。津幡町加賀爪、無職谷口一隆さん(70)は「(松井選手は)石川の誇りです。こんなにうれしいことはない」と、拍手していた。

 松井選手にちなんだ「怪物ホームランパイ」などを販売する能美市大成町の菓子店「清水屋」の店長山田功夫さん(64)は「松井選手といえばホームラン。そのイメージ通りのワールドシリーズだった。早速、ホームランパイの問い合わせもあった。これからは、いつもより多く店に並べたい」と意気込んでいた。

 ◆両親◆

 「マツイコール」に包まれたヤンキースタジアム。その興奮の真っただ中の一塁側スタンドで、松井選手の父昌雄さん(67)と母さえ子さん(59)は、歓喜の瞬間を見届けた。

 松井選手は、今季もひざの痛みに苦しんだが、昌雄さんはシーズン中、ずっとメールで激励を続けた。松井選手も、その度に「ありがとう」と律義にメールを返してくれたという。昌雄さんは「契約最終年でプレッシャーもあっただろうが、最後に最高の結果を出せて、充実したシーズンを送れたと思う」と話し、「実家に戻ってきたら『今年1年、素晴らしかったよ。本当にご苦労さま』とねぎらいたい」と話していた。

最終更新:11月6日0時34分

読売新聞

 

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