2008年03月14日14時09分
新たに作製された市橋達也容疑者のポスター。捜査本部によると、市橋容疑者は身長180センチ、足のサイズは27センチ。左利きで血液型はO型という
市川市福栄のマンション一室で昨年三月末、ベランダの浴槽から英国人の語学学校講師、リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=の遺体が見つかった事件で、県警捜査一課と行徳署の捜査本部は、市橋達也容疑者(29)=死体遺棄容疑で指名手配=の新たなポスターを作製し、十三日から配布を開始した。事件発生から間もなく一年を迎えるが、捜査は難航。新たなポスターには変装を想定した二種類の画像も加えており、より幅広い情報提供を求めている。
市橋容疑者に関する手配ポスターは三種類目。今回は、すでに公開されている事件前の顔写真とともに、現在の市橋容疑者が髪を染めて眼鏡を掛けているイメージと、女装しているイメージの画像を加えた。
捜査本部によると、イメージ画像の製作は「経年人相画」の第一人者で洋画家の須藤眞啓氏(57)=神奈川県横須賀市=に依頼した。A3判四千枚のポスターと一回り小さいA4判のチラシ三万枚を作製し、十三日から首都圏の駅や公共施設などに配布を開始。聞き込み捜査でも活用する方針で増刷を検討している。
同事件は昨年三月二十六日に発覚した。捜査本部は延べ四万三千人の捜査員を投入し、現在も約百四十人態勢を維持。潜伏可能性がある繁華街などの洗い出しを進めている。市橋容疑者に関する情報は、これまで全都道府県と海外から約三千百件寄せられているが、別人と判明するケースが大半で、具体的な足取りはつかめていない。
情報提供は行徳署捜査本部(電話047−397−0110)。専用メール(gyoutoku-police@docomo.ne.jp)。事件の解決につながる情報には最大百万円の公費懸賞金が掛けられている。
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