文書番号: 976749 - 最終更新日: 2009年10月23日 - リビジョン: 2.1 累積的なセキュリティ更新プログラム 974455 をインストールした後、Internet Explorer で VBScript スクリプト エラー メッセージ "型が一致しません" が表示されるはじめに
Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム 974455 (MS09-054
(http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS09-054.mspx)
) では、特定されたセキュリティ上の脆弱性に対応するために、さまざまな API に追加の "型" の安全性チェックが導入されました。特定の状況では、これらの新しい型の安全性チェックにより、VBScript を使用している Web ページまたは VBScript と JavaScript を組み合わせて使用している Web ページでスクリプト エラー "型の不一致" が発生することがあります。 MS09-054 の関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。 974455
(http://support.microsoft.com/kb/974455/
)
[MS09-054] Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム 現象
クライアント側スクリプト言語として VBScript を使用している Web ページ、および showModalDialog() または showModelessDialog() API を使用している Web ページでは、スクリプト エラー "型が一致しません" が発生することがあります。マイクロソフトでは、スクリプト エラー "型が一致しません" が発生することがある次の 3 つの事例を特定しています。
原因
Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (MS09-054
(http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS09-054.mspx)
) は、Internet Explorer で特定されたセキュリティ上の脆弱性に対応するためにリリースされています。累積的なセキュリティ更新プログラムの一部として、Internet Explorer では、危険なデータ型への VARIANT 型パラメーターの意図しないキャストに対する新しいチェックを導入しました。この追加の安全性チェックは、特定の種類の攻撃からユーザーを守るために、ユーザー設定可能な変数の一部として渡される VARIANT 型パラメーターに追加のセキュリティ上の制約を適用します。これらの追加のチェックは、VARIANT データ型を使用する正当な閲覧シナリオに影響を及ぼすことがあります。
回避策
累積的なセキュリティ更新プログラム 974455 を引き続き実装することをお勧めします。この累積的なセキュリティ更新プログラムを削除すると、システムが危険にさらされます。
「現象」で説明している最初および 2 番目の事例については、エンジニアリング修正プログラムがリリースされるまで回避策を実装できます。この問題を回避するには、VBScript 変数内で Array() 変数を明示的に宣言します。スクリプト エラー "型が一致しません" を発生させることなく、Array を showModalDialog() または the showModelessDialog() API に渡すことができます。 たとえば、以下の VBScript ではスクリプト エラー "型が一致しません" が発生します。 たとえば、以下の VBScript ではスクリプト エラー "型が一致しません" が発生します。 たとえば、以下の VBScript ではスクリプト エラー "型が一致しません" が発生します。 状況マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。 マイクロソフトでは、この問題について現在調査中です。詳細については、わかりしだいこの資料に掲載する予定です。 この資料は以下の製品について記述したものです。
"Microsoft Knowledge Baseに含まれている情報は、いかなる保証もない現状ベースで提供されるものです。Microsoft Corporation及びその関連会社は、市場性および特定の目的への適合性を含めて、明示的にも黙示的にも、一切の保証をいたしません。さらに、Microsoft Corporation及びその関連会社は、本文書に含まれている情報の使用及び使用結果につき、正確性、真実性等、いかなる表明・保証も行ないません。Microsoft Corporation、その関連会社及びこれらの権限ある代理人による口頭または書面による一切の情報提供またはアドバイスは、保証を意味するものではなく、かつ上記免責条項の範囲を狭めるものではありません。Microsoft Corporation、その関連会社 及びこれらの者の供給者は、直接的、間接的、偶発的、結果的損害、逸失利益、懲罰的損害、または特別損害を含む全ての損害に対して、状況のいかんを問わず一切責任を負いません。(Microsoft Corporation、その関連会社 またはこれらの者の供給者がかかる損害の発生可能性を了知している場合を含みます。) 結果的損害または偶発的損害に対する責任の免除または制限を認めていない地域においては、上記制限が適用されない場合があります。なお、本文書においては、文書の体裁上の都合により製品名の表記において商標登録表示、その他の商標表示を省略している場合がありますので、予めご了解ください。" |