千葉市の病院で、心臓検査の際にカテーテルを誤って脳にまで到達させてしまい、患者の男性を死亡させたとして、医師2人が書類送検されました。
業務上過失致死の疑いで書類送検されたのは、千葉市花見川区にある最成病院の50歳の男性医師と30歳の女性医師の2人です。
警察によりますと、2人は去年12月、50歳の男性会社員の心臓検査の際にカテーテルを誤って脳にまで到達させてしまい、男性を6日後に死亡させた疑いが持たれています。男性はクモ膜下出血を起こし、検査の6日後に死亡していました。
女性医師が主治医としてカテーテルを挿入し、男性医師は監督する立場にあったということです。
カテーテルは手首から挿入され、心臓付近を目指していましたが、2人がカテーテルの位置をレントゲンで確認する作業を怠ったため、脳にまで達していることに気づいていなかったということです。(05日17:39)