今年の4月から5月にかけて、プロ野球公式戦を利用して野球賭博を開いていた暴力団幹部ら3人が、賭博開帳図利(とばくかいちょうとり)の罪などで県警組織犯罪対策課と田辺警察署に逮捕されました。捕まったのは賭博開帳図利の疑いの香川県宇多津町(うたづちょう)の暴力団幹部守田誠二(もりた・せいじ)容疑者57才と、上富田町朝来の会社員坂本誠次(さかもと・せいじ)容疑者40才、それに、常習賭博の疑いで逮捕された上富田町朝来の無職花村昌良(はなむら・まさよし)容疑者40才の3人です。県警の調べによりますと、守田容疑者と坂本容疑者は共謀して今年の4月から5月にかけて、プロ野球公式戦を利用して客に勝敗を予想させる一口1万円の賭博を開帳した疑いです。また花村容疑者は、合わせて21口の申込みをした疑いです。守田容疑者らは、予想が的中した時は、客に1割の手数料を差し引いた金額を支払い、的中しなかった時は賭け金を支払う方法で賭博を開帳していました。調べに対し花村容疑者は逮捕容疑を認めているということですが 守田容疑者は容疑を否認しているということです。また坂本容疑者は守田容疑者との共犯性を否認しているということです。県警では余罪を追及し、野球賭博の全容を解明することにしています。