詳細設定
DBANでは、消去アルゴリズムや消去に使用する乱数生成アルゴリズムを選択できる。たとえばメイン画面でPキーを押すと、乱数生成アルゴリズムを選択できる(図10)。ここでは「MesenneTwister(mt19937ar-cok)」と「ISSAC(rand.c20010626)」のどちらかを選ぶことができる。
また、メイン画面でMキーを押すと消去アルゴリズムを選択できる(図11)。消去アルゴリズムは複数が用意されているが、すばやく消したいときは「QuickErase」を、時間をかけて「より完全な消去」を求めたいなら「GutmannWipe」を選ぶとよい。
そのほか、メイン画面でVキーを押すと完全に削除されたかどうか確認する作業(ベリファイ)を行うかどうかを、Rキーを押すと消去の繰り返し回数を指定できる(図12、13)
図13 ベリファイの設定画面。「Verification OFF」はベリファイしない、 「Verification Last Pass」は最終試行時のみベリファイする、 「Verification All Passes」は全試行時にベリファイするという設定だ
今回紹介したツール:DBAN
- 作者:DarikHorn
- 動作環境:i386,PowerPC
- ライセンス:DBAN内で使っている各ソフトウェアによる
- ホームページ: http://www.dban.org/
- ダウンロードページ: http://sourceforge.jp/projects/sfnet_dban/