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2009年11月05日(木)

新型インフル 医療機関は“パニック状態”
警報発令の郡内、子どもの受診続々

 新型インフルエンザの感染拡大で警報が発令された郡内地域では、医療機関の子どもの受診件数が急増していて、富士吉田市の富士・東部小児初期救急医療センターでは、1〜3日の3日間に430人余りが受診、10月1カ月間の4割に上った。学校や各家庭は子どものうがいや手洗いの徹底など感染拡大防止に躍起となっているが、保護者からは「これだけ猛威を振るっていると、介助者側が感染してしまう」という不安な声も聞こえてくる。
 「待合室に患者さんがあふれ、まさにパニック状態です」。同センターの事務担当者は、現在の受診状況をこう説明する。1日の受診者は238人で休日一日の受診者としては過去最多を記録。2日は20人、3日は180人で、インフルエンザの症状が大半を占めている。
 同センターの診察時間は、平日が午後8時から翌日午前0時までで、休日は午前9時から翌日午前0時まで。休日は通常1人の医師で対応しているが、3日は2人体制で措置したという。
 富士吉田市内の小中学校は先月から学年閉鎖、学級閉鎖が相次ぎ、先月28日には予定していた市内小中学校親善音楽会を延期した。市教委は各校に手洗いやうがいの徹底、できるだけ人込みの中に出掛けないように呼び掛けている。
 市内の小学校長は「徐々に感染が広がる季節性のインフルエンザと異なり、一日で感染者が爆発的に増えた。基本的な予防策を徹底する以外にすべはない」と打ち明ける。
 小学1年の息子がいる市内の女性(34)は感染予防のため、先月から休日の外出を控えている。仕事をしているので実家に子どもを預けることもあるといい、「感染力が強いため、子どもが感染した場合、実家に面倒をみてもらうのは、ちょっと気が引ける」と話している。



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