「待合室に患者さんがあふれ、まさにパニック状態です」。同センターの事務担当者は、現在の受診状況をこう説明する。1日の受診者は238人で休日一日の受診者としては過去最多を記録。2日は20人、3日は180人で、インフルエンザの症状が大半を占めている。 同センターの診察時間は、平日が午後8時から翌日午前0時までで、休日は午前9時から翌日午前0時まで。休日は通常1人の医師で対応しているが、3日は2人体制で措置したという。 富士吉田市内の小中学校は先月から学年閉鎖、学級閉鎖が相次ぎ、先月28日には予定していた市内小中学校親善音楽会を延期した。市教委は各校に手洗いやうがいの徹底、できるだけ人込みの中に出掛けないように呼び掛けている。 市内の小学校長は「徐々に感染が広がる季節性のインフルエンザと異なり、一日で感染者が爆発的に増えた。基本的な予防策を徹底する以外にすべはない」と打ち明ける。 小学1年の息子がいる市内の女性(34)は感染予防のため、先月から休日の外出を控えている。仕事をしているので実家に子どもを預けることもあるといい、「感染力が強いため、子どもが感染した場合、実家に面倒をみてもらうのは、ちょっと気が引ける」と話している。
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2009 山梨日日新聞社 THE YAMANASHI NICHINICHI SHIMBUN.
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