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菊池の心は西武一色「所沢は田舎で安心」

 渡辺監督からのメッセージが入ったドラフト抽選の当たりくじを見せる菊池雄星=花巻東高校
 渡辺監督からのメッセージが入ったドラフト抽選の当たりくじを見せる菊池雄星=花巻東高校

 西武からドラフト1位指名された菊池雄星投手(18)=花巻東=が4日、岩手・花巻市の同校で西武の鈴木葉留彦編成部部長(58)らから指名あいさつを受けた。研究熱心な黄金ルーキーは、すでに本拠地のある所沢市の環境を、インターネットで“調査”していたことを告白。条件面など本格的な交渉はこれからだが、心はすっかりの「西武一色」のようだ。

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 午前中に休み時間を利用し、約5分間、西武の指名あいさつを受けた。その後はすぐに授業に戻ってしまい、会見を開いたのは放課後だった。少し指名あいさつから時間がたったが「やっと実感がわいてきました。ますます練習しないといけない、という気持ちです」。菊池の表情は晴れ晴れとしていた。

 指名あいさつの席で、渡辺監督のサインとメッセージを添えられた「交渉権確定」の“当たりくじ”を手渡された菊池。練習メニューに関する質問をしたそうで、鈴木編成部部長は「早くチームに入りたい、早く動きたいという積極性を感じた」と話した。

 その言葉通り、菊池の心は既に“西武色”だ。実はこれから生活を始める環境面について、綿密な“調査”を敢行。西武の選手や西武ドーム、寮はもちろん、所沢市をインターネットでチェックしているという。

 西武ドームは「きれいだなという感じ」と普通の感想。だが所在地の所沢については「緑があっていいと思います。都会だと思ったんですけど、田舎だったんで安心しました」と満面の笑み。所沢には、花巻と同じ?においを感じたようだ。

 入団に向けて準備は万端だ。今後はトレーニングに専念し、弱い股(こ)関節を徹底的に鍛える予定。超高校級左腕は「1年目から活躍するんだ、という気持ちでやります」と力強く誓った。

(2009年11月4日)





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