日本で「抱川マッコリ」を商標登録したのは韓国人
日本企業の清風が韓国企業に先立ち、「抱川マッコリ」や「一東マッコリ」などを日本の特許庁に商標登録していた事実が明らかになり、この会社の実態と韓国国内での反響に関心が集まっています。
韓国の登記簿謄本に該当する日本の「履歴事項全部証明書」などによると、清風という企業は2006年6月、神戸市に資本金3000万円で設立された、酒類の輸入・卸売を手掛ける会社です。韓国の一東酒造が製造する「抱川マッコリ」や雪岳醸造の「スラ」などを輸入し、日本全国に販売しています。この会社の書類上の取締役の氏名は、韓国名の朴正植(パク・ジョンシク)となっています。
朴氏は3日に本紙との電話インタビューに応じ、「わたしは韓国籍で、17年前から日本で酒類の輸入販売を行っている。清風はマッコリの輸入・販売を手掛けるために新たに設立した会社だ」と説明しました。商標登録を行った理由については、「日本人が商標登録を行って、韓国のマッコリが本来の名前で売れなくなるのを未然に防ぐため」「韓国のマッコリメーカーを相手に商標権を行使するつもりはない」と述べました。
しかし、韓国のマッコリメーカーの一部は、朴さんの行動に反発しています。抱川市のあるマッコリメーカーの関係者は、「朴氏は日本での営業権を独占するつもりなのだろう」と警戒しています。また、抱川一東マッコリを製造する「サンシン酒家」のキム・ヒョンチェ取締役は、「商標権者がたとえ韓国人だとしても、この会社は日本で日本政府に税金を支払う日本企業に間違いない。抱川マッコリという名称は共同の資産だ。この貴重な資産を一つの企業が独占すべきではない。そのため法的な対応も検討している」と語っています。
一方、今回の問題について韓国政府は、「日本人が悪意を持って先に商標登録を行ったわけではないため安心した」とコメントしました。
特許庁の関係者は、「地名が特定商品の生産地として広く知られているのであれば、まずは韓国国内で地名が入った商品名に商標登録と同じ効果を持たせる『地理的表示団体標章』に登録しておくと安全だ」とアドバイスしています。
張祥鎮(チャン・サンジン)記者
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