衆院予算委員会(鹿野道彦委員長)は4日午前の開始時間が約10分遅れた。民主党が新人議員を「教育」として傍聴に大量動員していることに、自民党など野党側が「威圧的だ」と反発したため。
民主党国対は新人教育の一環として、1年生議員に交代制で傍聴を指示している。この日も、指導役の国対副委員長に連れられ、数十人が委員会室後方で立ち見で傍聴しようとした。これに野党側から退席を求める声が続出。委員会室は一時騒然とした。
民主党の予算委理事らが自主的な退席を促し収拾を図ったが、午前9時から開始予定の予算委は約10分遅れとなった。【近藤大介】
毎日新聞 2009年11月4日 22時04分