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首相、資金引き出し了承 六幸商会の口座から(1/2ページ)

2009年11月4日13時9分

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写真:衆院予算委員会で自民党の柴山昌彦氏(手前左)の質問に答える鳩山首相(中央)=4日午前9時16分、国会内、飯塚悟撮影衆院予算委員会で自民党の柴山昌彦氏(手前左)の質問に答える鳩山首相(中央)=4日午前9時16分、国会内、飯塚悟撮影

 鳩山由紀夫首相は4日午前の衆院予算委員会で、自身の資金管理団体をめぐる偽装献金問題に関連し、元秘書が鳩山家の資金管理会社「六幸商会」から資金を引き出す際に、首相がその手続きに必要な「指示書」に署名していたことを明らかにした。自民党の柴山昌彦氏に対する答弁。

 鳩山首相側の04〜08年分の収支報告書には、寄付者の名前を記載する必要がない1口5万円以下の匿名献金が約1億7717万円あり、その大半が「六幸商会」の資金だったことが関係者の話ですでに判明している。首相はこれまで「必要な都度、(個人資産を)担当者に引き出させていた。収支については信頼していたのでチェックしていなかった」と説明していた。

 首相は、引き出しについて「元秘書、会計実務担当者が『お金が足りなくなりました』ということで、六幸商会が管理している私の口座から貸してください、引き出させてくださいということに私が(指示書に)署名していることは事実」と、自らの了承で行われていたことを認めた。「政治活動のお金が足りなくなったから、私のお金を借用するんだなという思いで理解して署名したのは事実」とも述べた。

 資金管理団体に1年間に献金できる上限が政治家本人は1千万円と政治資金規正法で定められていることについては、「寄付に1千万という上限があることは理解していた。1千万円までは寄付、超えた部分は『貸し出し』とすると。後で返してもらう判断ができていたと理解をしていた」と述べた。

 また、柴山氏が偽装献金の資金源について「首相本人以外、例えば母などの親族や会社、労働組合などの団体からはないと言い切れるか」とただすと、首相は「私の知る範囲でそのようなことはないと信じている」と答えた。

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