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<国民と政治動かす 臨時国会の焦点(3)>中小企業/直接支援策に踏み込め【しんぶん赤旗】

テーマ:電子版にない「しんぶん赤旗記事」
2009-11-02 15:27:24
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国民と政治動かす/臨時国会の焦点/3/中小企業/直接支援策に踏み込め
2009.10.24 日刊紙 1頁 総合 (全1,180字) 


 東京都大田区。従業員1~9人の中小零細企業が全体の82%を占める日本有数の工場集積地です。ここでも年末の資金繰りを前に「このまま年を越せるのか」と不安の声があがっています。同区の工場数は2005年工業統計で4700余。1983年に1万に迫った工場群は今では半減と危機的状況です。

 「統計には半年、一年と機械を動かしていない休業状態の町工場も入っている。それを除けば実態はさらに深刻だ」。こう話すのは同区で47年、金属加工業を営む佐々木忠義さん(63)。2人の従業員とパートタイマーを雇っています。

 ■始まる返済

 「今までも仕事が減ることはあった。でもそれが半年、1年と続くなんて。これでどうやって生活するのか。今まで、まったく経験したことがない」 区の景況調査でも07年度マイナス20前後で推移した製造業の業況判断指数(DI)は昨年から急落。今年4~6月期はマイナス86・6という“異常”な落ち込みです。

 「単純に受注が減るだけじゃない。取引先からの単価引き下げ要求も激しくなっている」と佐々木さん。

 大企業の“下請け”として不況の打撃を何重に受けるのが町工場です。発注打ち切り、単価引き下げ…。しかし、そんな大企業の横暴から町工場を守る法規制はあまりに弱く、機能していません。

 なかでも、年末に向けた大きな不安が、景気対策緊急融資の返済が始まることと、仕事がなくても毎月支払わなければならない固定費の捻出です。

 佐々木さんの工場でも、機械のリース代、割賦払いなどを合わせると月40万円超。他に工具や油代などの支払いもかさみます。

 鳩山新政権は臨時国会に向け、中小企業の資金繰りを支援する返済猶予制度の法案化を検討。元本を含めた返済猶予を金融機関に促す意向です。

 しかし、中小業者からは、さらに踏み込んだ支援策を求める声が後を絶ちません。

 ■努力は限界

 15日、区内で開かれた「危機突破緊急大会」(11月12日開催予定)の実行委員会結成集会。工場経営者からは「自助努力では限界」「直接的な助成措置を求める」などの声が次々あがりました。同実行委推進チームの馬場良彰さんはいいます。

 「世界に誇る工場集積のネットワーク、技術力が失われたら日本の産業基盤は土台から崩れる。だから私たちは緊急要求の一番に、その工場集積を守ることを打ち出しているのです」 全国中小業者団体連絡会(全中連)も2日、新政権発足後初の国会請願・政府要請行動に取り組むなど活動を活発化させています。

 日本共産党は“町工場は日本の宝”と位置付け、①雇用調整助成金を抜本拡充する②貸し渋りをやめさせ、信用保証制度の改善で資金繰りを支える③違法な「下請け切り」をやめさせる④緊急の休業補償・直接支援を行う-の「四つの緊急対策」を実現させ、政治の責任を果たすよう全力をあげています。

 (佐藤高志) (つづく

しんぶん赤旗





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