武藤嘉文元外相が死去 当選13回、05年引退
死去した武藤嘉文氏(元外相)
自民党で外相、総務庁長官などを務めた元衆院議員の武藤嘉文氏が4日午前1時47分、膵臓がんのため東京都内の病院で死去した。82歳。岐阜県出身。葬儀日程、喪主は未定。
日本青年会議所副会頭などを経て1967年、衆院旧岐阜1区から初当選。以来当選13回。大平内閣の農相として初入閣し、通産相、外相を歴任。また自民党税制調査会長や党総務会長も務めた。
旧中曽根派に属し、故渡辺美智雄元蔵相の側近として政治行動をともにした。故橋本龍太郎首相のもとで総務庁長官として省庁再編などに尽力。2005年衆院選に出馬せず、地盤を次男の武藤容治前衆院議員に譲り政界を引退した。
(2009年11月4日)
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