湯場、ダウン奪い負傷判定勝ち 日本ウェルター級戦
2007年08月18日23時41分
日本ウェルター級王者・湯場忠志(都城レオスポーツ)は18日夜後楽園ホールで行った初防衛戦で、同級4位・新井雅人(エイティーン古河)の挑戦を7回負傷判定で撃退した。
サウスポー同士の対戦で、初回に左強打を決めて新井からダウンを奪った湯場。新井も必死に応戦してKOを免れ、その後はチャンピオンがかわしながら、ジャブ、左ストレートをヒット。「サウスポーは苦手」と認める湯場だったが、この日は先制のダウンで優位に立ったこともあり、余裕の試合運びを見せた。新井は4回に偶然のバッティングで右目上を切り、その後はおびただしい流血にいっそう苦しい展開。7回に2度目のドクターチェックが入った後、福地主審が試合を止めた。スコアは69-64(浦谷、染谷)、69-63(浅尾)と3ジャッジとも湯場の勝利を支持していた。
ベルトを守った湯場(30)31勝22KO4敗2分。試合後リングに崩れて悔し泣きした新井(23)は、これが4度目の敗北(13勝9KO1分)。