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「君が代不起立で処分は不当」、大阪の教諭が提訴

2009年11月3日

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 昨年3月の卒業式で、君が代斉唱の際に起立しなかったことなどを理由に訓告処分とされたのは不当として、大阪府門真市立第三中学校教諭の川口精吾さん(56)が2日、処分の取り消しと、府と市に200万円の慰謝料を求める訴えを大阪地裁に起こした。

 訴えによると、卒業生のクラス担任だった川口さんら教諭8人と、卒業生160人のうち159人は卒業式の君が代斉唱時に起立しなかった。市教委は今年2月、当時の校長と川口さんを文書訓告、他の教諭7人を口頭厳重注意とした。川口さん側は「起立を求める職務命令は出ておらず、処分は思想信条や表現の自由を侵害している」と主張している。

 提訴後、記者会見した川口さんは「こうした処分で国歌斉唱が強制されると、いずれ教育内容の強制につながるのではないか」と話した。市教委と府教委は「訴状が届いておらずコメントできない」としている。

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