谷垣自民党総裁を「ミヤネ屋」生イジリ

　自民党の谷垣禎一総裁（６４）が３日、党再生に向けた全国行脚を大阪から再開した。日本テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」にも生出演し、関西特有の“イジリ”にも笑顔で対応、最後は党再生や政権奪取への意欲を示した。

　谷垣氏はこの日、一般党員の自宅にママチャリで登場、岸和田市営競輪場ではスーツ姿に競技用自転車でコースを周回するなど“庶民派”と“レーサー”ぶりをアピールした。

　午後からのテレビ出演では、司会の宮根誠司（４６）に「ぶっちゃけ話してください」と、野党になった自民党の総裁選に出馬したいきさつや党再生について突っ込みを入れられる中、「誰かやらなきゃならない。捨て石になった」「相撲は横綱１人では面白くない。もろ差しで寄り切るぐらいじゃないと」と自民再生と政権奪取への意気込みを語った。

　４日は高知県を訪れ、農業関係者中心に対話する予定。自民党離れが指摘される支持層つなぎ留めに力を入れる。

　［2009年11月4日9時45分　紙面から］