岡山放送局

2009年11月3日 20時13分更新

勇壮な阿波八幡神社花まつり


竹でできた大きな「花」をぶつけ合う、華やかで勇壮な「花祭り」が、岡山県津山市で行われました。

1200年の歴史があるとされる「花祭り」は、津山市阿波にある阿波八幡神社の秋祭りに合わせて行われ、岡山県の重要無形民俗文化財にも指定されています。

祭りに使われる「花」は、長い竹の先に、しだれ柳や桜の枝に見立てた80本ほどの細い竹を付け、造花や和歌を書いた短冊を飾り、直径4メートルほどの傘の形にしたものです。

「花」は8つの地区がそれぞれ神社に奉納したあと巡行し、互い激しくぶつけ合う「花合戦」も繰り広げられました。
「花合戦」は、8つの「花」がぶつかり合いで壊れて全ての飾りが抜け落ちるまでおよそ15分ほど続き、祭りを盛り上げていました。

「花」から抜け落ちた竹の枝や飾りは、屋根に投げ上げると火災を防ぐといわれていて、集まった人たちが先を争そうように拾い集めていました。