2008年01月23日
「健康体」の原因がわかった!
みかんの袋、芋の皮、人参おろし
久し振りに会えるかも・・松山容子さん
今、外は雪がコンコンと降っている。先週の天気予報では、東京は20日〜21日昼頃まで雪降りとのことだったので、21日の対談はやめにして、仕事の約束などは22日に集中させた。
で、22日は朝9時過ぎに家を出て、10数時間の間に6件の約束をハシゴした。ということで昨日の優健美館ブログは超多忙な瀬戸さんに、書き込みをお願いした次第である。
6件のうちの13時の約束は、ヘルスサイエンスドクター久郷晴彦さんだった。1926年生まれの、私の一回り上の同じ干支である。2週間前のこのブログに登場した五味武さんと同年だ。今年の誕生日で満82歳。肌つや良好。外見では70歳前後に見える。
同行者がたずねた。「久郷先生の、その若さぶり、元気ぶりの秘訣はなんですか?」
久郷≪仕事柄、いろんな会社から送られるサプリメントの試供品などの効果もあると思うが、毎日、欠かさないのは歩くこと。歩きすぎは良くないが、毎日30分前後、さっさと歩くのが私の健康法。もっとも最近は「糖鎖」を試食中で、その効果も否定できないね≫
さすがはヘルスドクターだ。多くの健康食品会社などから新製品の審査役なども依頼されるのだそうだ。そして糖鎖(とうさ)とは、私たちの躰を形成している約60兆の細胞の一つ一つに産毛のような形で付着しているレセプター(受容体)といわれる物質だという。体内すべての細胞間のコミュニケーションを司る役目をなしており、躰のバランスを整える大変、重要な役割りをになっているのだという。
話は弾んで私が言った。「もの書き生活50年をこえた身でお恥ずかしい話ですが、カミさんが蜂蜜好きで食卓でずっと見ていたのに、10年ほど前まではローヤルゼリーとは蜂蜜のことだと思っていました」
久郷≪もともとの蜂蜜は、みつばち花粉などが混入していたんだが、最近は養蜂業も近代化されて、花粉もローヤルゼリーもプロポリスも分離されて、単体で売られるようになった。本当は、果物やサツマイモの皮のように一緒に食すのが効果的なんだがね≫
「あっ、そうかぁ、それでわかりましたよ。私は大変な酒好きで、40数年間飲みつづけて躰が丈夫なのは、食生活にあったんだぁ。私は朝起きるとまず、日本茶に南高梅干しをボトリと入れて飲みますが、それ以外に、リンゴやブドウの皮、蜜柑の小袋などは実と一緒に食べちゃうし、大根おろしには必ず人参おろしも混ぜ合わせて食べている。信州の田舎生まれだから、それが当たり前の食し方なんですよ。いやぁ今日は久郷先生と面談して、大収穫でした」
もっとゆっくり話を交わしたかったが、久郷先生は15時に新宿で次の約束があり、私も多忙で、次の面談を期待してお別れした。
他の約束を次々こなして16時過ぎに瀬戸事務所へ行った。そこで瀬戸さんから「大相撲観覧」の誘いを受けた。ます席4人のお相手は、単行本の著作数が150冊を超える廣海輝明さんと、青萠堂出版の尾嶋四朗さんである。
ちなみに青萠堂の最近刊は、竹村健一『愚かな働き者になるな 愚かな金持ちになるな』と、医学博士阿部博幸『人生の幸せは肝臓で決まる』である。
10日ほど前に瀬戸さんが私のことを記述したが、そこで書かれた女優・松山容子さんと、ひょっとしたら27日(日)にお会いする。松山容子さんの夫君は劇画作家の棚下照生さんで、このご夫婦が仲人されたなかの一人が、劇画作家・村上和彦さんである。
村上さんは現在、劇画原作映像化127作品という前人未到の偉業を記録中で、今年の年賀状には「国際アカデミー賞」受賞パーティーが27日15時から開催されます。映像化200本への挑戦!! とあり、肉筆で「御無沙汰ばかり・・・逢いたいですネ!」と書き込まれていた。
実は、先年、棚下照生さんが亡くなられて、そのお通夜でだった。20余年ぶりにお会いした村上さんから、奥様を紹介されながら「あのときの岩崎さんの一言で、自分は漫画家の道を選んだ。岩崎さんがいなかったら、こんにちの自分はなかった」と、マネジャーにも聞かせるように言われたのである。
話の内容は、梶原一騎さんにも関連することなので記述できないが、劇画作家道40年の大御所が、賞を受けるおめでたいパーティーだ。松山容子さんも娘さんと参席されるにちがいない。で、私もお祝いにかけつける。
瀬戸事務所を出て、銀座へ向かう。8丁目の地球堂ギャラリーで『第38回シャリバリ2008年展』が開かれているからだ。石川雅也、小山賢太郎、ちばてつや、山根青鬼さんたち漫画家12人が描きあげた新作展が26日までおこなわれている。みんな、過去にいろいろお世話になった漫画家たちである。私より年配の、70代、80代作家もいる。
私の上手な酒飲み作法のお師匠さんは、1に小島功さん、2に杉浦幸雄さんだが、日本漫画家協会の事務局長も兼ねていた中島弘二さんや手塚治虫さん、馬場のぼるさん、日本漫画家協会関西支部長だった北星晃平さんなどなどとの交遊から学んだものでもある。銀座の楽しい夜の余韻(二日酔い)で本日は、難しいアルツハイマー病の書き込みをできないことを、お侘びいたします。
岩崎定夢