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2009/11/04

今年の冬も寒そうですね

売国者たちの末路 売国者たちの末路
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2009-06-23

日本振興銀行というと木村剛なんだが、ケヶφのお仲間ですねw まぁ、そのせいなのかどうなのか知らんが、色々と話が出ているようでありまして、折も折、アメーリカではCIT破綻とか、そろそろ二番底とか、おいらが経済関係のエントリあげるってぇのは、ロクな事態じゃないです。自慢じゃないがw で、




日本振興銀行株式会社(にほんしんこうぎんこう、Incubator Bank of Japan, Limited)は、2004年に設立された、中小企業向けの融資、一般顧客の定期預金専門の銀行。金融庁の分類では、「新たな形態の銀行等」として、位置付けられている。これは、ネット銀行など、新規参入銀行と同じである。
銀行減らすはずだったのに、気が付けば妙な銀行がドコドコと増えているわけです。ネットバンクとか、コレとか、実体があるんだか、ないんだか判らないような銀行が。で、以前からこの日本振興銀行については色々と噂も出ているんだが、最近ではSFCGの債権二重譲渡で話題になりましたね。で、SFCGでさえ取り立てに苦労するような相手先に、更にカネを貸し込んでいるんじゃないか? とか、切込隊長氏も書いてらっしゃるんだが、
 そのようなSFCGでさえ取り立てられないような貸出先リストに営業をかけて追い貸しをして、じゃあ日本振興銀行は焦げ付かないのかという部分においては、まあ一般論ですけどそりゃ全部高金利で釣った預金ですわね。でも、元となった債権自体は二重譲渡。どこまで実態のある取引か、ちょっと外部からは分からない。これは当局(金融庁)も含め、誰も実態を分からないだろうし、下手をすると大島さんも日本振興銀行も知らないかもしれない。そりゃそうだ、と思うのは、2月に40万件ある譲渡された貸し出しを、誰がどこまで精査するのか、ブツ読みどうするか、というのを考えたら、まあ専門家集めて20人月以上はかかると思われ。誰がやるんだ、そんなもの。
で、金融庁が調査に入ったんだが、それから延々とやってるわけです。半年になるんだが、まだ終わらない。

ところで、去年の記事なんだが、日本振興銀行の定期預金金利が2.2%というのでダイジョブかいな? と心配してるようなアレがあるんだが、2.2%という事は、銀行からカネ借りてここに預けるだけで儲かりますね。不思議だw まぁ、そういう銀行はココだけじゃない、シティバンク絡みでもそういうの見た事があるんだが、アレだ、サムライファンドとかいうヤツ。そんな金利でカネを集めるので、貸し出しは当然、もっと高金利なわけです。Wikipediaによれば、年利5%~15%程度だそうで、おいらの知ってる限りでは新銀行東京並みですかw

で、話は今週の「週刊510」サイトさんなんだが、
○「あおぞら銀行との合併は白紙に!?」…金融庁が中小企業融資に消極的な「新生銀行」の金融検査に着手。前回は腰砕けも今回は亀井金融大臣だけにひと波乱の予感。

○「SFCG700億円二重譲渡債権裁判」の帰趨は?…延々6ヶ月、未だ金融庁の調査が終わらぬ「日本振興銀行」(木村剛社長)にペイオフ第一号の可能性も?

○「りそな銀行」、日本郵政・西川善文社長の退任で“郵貯との合併”が白紙。公的資金2兆円返済シナリオ狂い、竹中ラインの細谷英二会長が失脚の大ピンチ。
ペイオフ第一号なんていう刺激的なお言葉がさりげなく出ているんだが、まぁ、政権交代ですかw これからタイミングを見計らって、色々と出てきそうな雰囲気で目出度いです。で、時も時、アメーリカでは

 ではどこまで波及するの? と言われると、良く分からないですね。凄い勢いで悪くなる可能性が高いし二番底に転落するまでの小康状態をどこまで保てるのかという議論はあるかもしれないけど、CITが破綻する可能性が高かったことぐらいみんな分かっていたことでね。CDSを早期清算しなければならない状況を読んで、処理可能な予算の範囲内で、デフォルトによる早期の混乱に見舞われない資産へのシフトをしている大手が大半ではあるでしょう。

 ただ、話は戻るけど政府保証が行われずCITがこのタイミングで破綻していることをオバマ大統領が政治的に「(アメリカ経済は適正な金融・財政政策の結果)正しい方向へ向かっている」と言っちゃったわけで、本来的には「まだまだチャレンジの途上だ」と言うべきところだったのではないかと、また来るかもしれない危機に向けて、油断なくアメリカ国民は団結するべきとか言っとけば良かったのに、と思う次第であります。

さて、年末にかけて二番底が来るのか来ないのか、今年の冬も寒そうです。

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