降格の大分 資金難でJリーグに融資を打診
来季のJリーグ2部(J2)降格が決まった1部(J1)大分が資金難のため、Jリーグに公式試合安定開催基金からの融資を求める準備を進めていることが2日、明らかになった。過去にはJ2の草津、岐阜が融資を受けた例があるが、正式に決まればJ1のクラブとしては初めて。
Jリーグの羽生英之事務局長は「10月末に非公式な相談はあった。正式に要請があれば、ルールにのっとって前向きに考えたい。(17日の)理事会にかける準備はしている」と述べた。
昨季はナビスコ杯を制した大分だったが、今季は第7節から最下位と低迷し、10月24日の京都戦でJ2降格が決まった。累積赤字に苦しむチームは2005年7月から合計約13億円の支援を受けたレジャー産業大手のマルハンが来季のスポンサーから撤退するなど、資金繰りに苦しんでいた。