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中之島ダイビル老朽化で84年の歴史に幕

 商船三井グループの不動産会社、ダイビル(大阪市)は26日、同社の旗艦ビルで、大阪のビジネス街の中之島にあるダイビル本館と新館を11月末から解体する、と発表した。大正期に建てられた本館は歴史的な建造物として保存を求める声もあったが、老朽化を理由に84年の歴史に幕を閉じる。

 約1年の解体工事の後、新ビルの建設に着手。2013年春には、高さ約110メートル、地上22階建ての高層商業ビル「中之島ダイビル・ウエスト」(仮称)に生まれ変わる予定だ。

 ダイビルは近代建築家の渡辺節氏による設計。本館はネオ・ロマネスク様式が特徴で、1925年に完成した後、神戸市の商船三井ビルと並んで現存する大正期のオフィスビルとして市民に親しまれてきた。

 新ビルの低層部にはダイビル本館の外観を復元し、れんがや石材の装飾品などを外装材として再利用する計画。内装でも床タイルや手すりの装飾などを可能な限り再利用し、旧ビルのイメージを再現したい考えだ。

 解体について、ダイビルは「空調や電気など設備面の老朽化が進み、テナントビルとしての運営が困難で、やむを得ない」と説明している。

 解体計画をめぐっては、日本建築学会が05年、歴史的価値の観点からダイビル側に保存を求める「要望書」を提出していた。(共同)

 [2009年10月26日19時32分]


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