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会計帳簿も総額のみ 首相の団体、小口献金帳尻あわせ(1/2ページ)

2009年11月2日3時3分

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 鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」側が、偽装献金の疑いがある小口の匿名献金の大半について、政治資金収支報告書の元となる会計帳簿に総額のみを記載し、つじつま合わせの処理をしていたことが分かった。事件関係者が明らかにした。

 政治資金収支報告書にある匿名献金の大半が、鳩山家の資産管理会社「六幸商会」(東京都港区)の管理資金だったことが判明している。会計帳簿でこの分の金額のつじつま合わせをしていたことは、偽装の意図があったことを裏づける事実といえそうだ。東京地検特捜部も、同懇話会で経理を担当していた元公設第1秘書に説明を求めるとみられる。

 政治資金規正法は、政治団体にすべての収支を記載した会計帳簿の管理を義務付けており、寄付者の名前、金額、日付などを記載しなければならない。収支報告書には年間5万円超の寄付分について、帳簿から名前を抜き出して1件ごとに記載。5万円以下の分は匿名のまま総額を記載すればよいことになっている。

 04〜08年分の5年分の収支報告書によると、寄付者の名前を記載する必要がない1口5万円以下の匿名献金は約1億7717万円。この大半が偽装献金だった疑いがある。懇話会側は、まとまった額の六幸商会の管理資金が入ると、5万円以下の寄付に分散させた扱いにして、収支報告書の匿名分の総額欄に潜り込ませていたとされる。

 収支報告書の元となる会計帳簿では、記載義務のあるこの匿名献金分の寄付者数は最低でも約3540人に上るはずだが、そうした多数の氏名は記載されていなかったことが明らかになっている。

 だが、事件関係者によると、その総額については、複数の相手からの収入をまとめて記載する勘定科目に記して、収支を合わせるようにしていたという。

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