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映画とタイアップのパンフ回収、「震災思い起こさせる」

2009年11月3日

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写真壊滅した街の様子を表紙と裏側に掲載した大阪府の「防災のしおり」
※写真をクリックすると拡大します

 大阪府発行の「防災のしおり」に、世界滅亡の危機を描くSF映画の広告が掲載され、同府東大阪市教育委員会は2日、「阪神大震災の被災者に改めてつらい経験を思い起こさせる」として、いったん配布した同市内の小中学校に、パンフを市教委に戻すよう指示した。

 府によると、パンフはB5判4ページで、民間企業がスポンサーとなり、印刷費を負担するタイアップ方式で作成。中面で「地震に対する10の心得」などを記載し、表面と裏面に、近日公開される米SF映画「2012」の宣伝用写真を使用した。写真は都市に地割れが起きてビルなどがのみ込まれる情景で、「2012年、世界は終わる」などの文句も記載されていた。

 東大阪市教委は大阪府教委からの依頼を受け、10月30日に市内の小中学校80校に80部ずつ送った。ところが、一部の教員から不適切という指摘が寄せられたという。府広報課は「映画広告とのタイアップは珍しいことではなく、災害の啓発につながると判断した。問題はないと考えている」としている。

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