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嘉手納基地に商業モール開店 米陸空軍で世界第2の規模
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沖縄県の米空軍嘉手納基地内にオープンしたショッピングモールの式典で、テープカットする関係者=2日午前 |
極東最大の米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)に2日、新しいショッピングモールがオープンした。米陸空軍基地内のBXやPXと呼ばれる基地関係者向けの商業施設では、9月にドイツ国内の米空軍基地にできたモールに次ぎ、世界で2番目の規模という。
広さは約3万平方メートルで、2階建てビルの2階部分がBX。衣料品や電化製品、楽器、高級ブランド品などが並び、100円ならぬ「99セントショップ」も。すしのしゃりを形作る器具も売っている。
開店前から兵士や家族が長い行列をつくり、オープン式典後に店内へ。パソコンやカメラを売る一角は大混雑した。娘と訪れた女性陸軍兵(34)は「開店を待ちわびていた。本国にいる感覚で買い物ができそう」。元横綱の曙さんもゲストとして来店し「立派なモールでうらやましいですね」と話した。
嘉手納基地内の従来のBXは、1950年代に建てられ老朽化。新施設は数倍の規模で、総工費8千万ドル(約72億円)以上。建設費は思いやり予算ではなく、米側の支出。陸空軍の生活品販売業務を担当する国防総省の機関(AAFES)が運営し、軍の福利厚生の一環で、一般商業施設より安価な値段設定という。
(共同通信社)
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