岡山放送局

2009年11月3日 13時7分更新

秋の叙勲 岡山県関係は67人


さまざまな分野で長年にわたって功績のあった人に贈られる秋の叙勲で、岡山県では67人が受章することになりました。

ことしの「秋の叙勲」を受章するのは、議員などで功績があった人に贈られる「旭日章」が10人、公共的な業務で功績があった人や公務員に贈られる「瑞宝章」が57人となっています。

このうち瑞宝単光章に選ばれた鏡野町の山中守正さん(71歳)は30年あまりにわたって地元の森林組合で林業の振興に取り組んできました。

植林した木を高品質の木材に育てようと枝打ちや間伐などの手入れをこまめに行ってきたほか、課題となっている後継者の育成にも努めました。

また、台風などで木が倒れるなどの被害が出た際には、ボランティアで復旧作業にあたるなど長年の現場での活動が高く評価されました。

今回の受章について山中さんは「長年にわたって林業に取り組んできたことで章をいただけることは大変ありがたいと思います。自分が努力をした通りに木が育ってくれることが林業の良いところであり、今後もできることをやっていこうと思います」と話していました。