Radishについて

Radish は、下記の3つのサーバ機能を持ったプログラムです。
公開・イントラネット用メールサーバ、若しくは、自分専用の送信SMTPサーバとして使用することができます。

1.SMTPサーバ機能
メールキュー及びメールボックス(自ドメインを指定した場合)を保持するメールサーバとして機能します。

2.DNSサーバ機能
通常のDNSサーバと同様の仕様で、メールサーバが必要とするアドレスを再帰的に検索します。
プロパイダ等のDNSサーバを必要としません。
※ DNSサーバとしてクライアントからのリクエストに応答する機能は、現在作成中のため使用できません。

3.POP3サーバ
自ドメインを指定した場合、メールボックスからのメール取得のためのPOP3サーバとして機能します。
※ デフォルトでは起動していません。

 Radishの動作ついて

通常、プロパイダなどでサービスされているメール(SMTP)サーバは、スパムメールの対策などのために、 自社のアクセスポイントへの接続時や、事前にメール(POP3)受信した場合にしか、使用できないよう設定されています。

プロパイダの契約が1社の場合は一切問題になることはありませんが、複数のプロパイダを契約している場合や、 インターネットへの接続方法をいくつか持っていて状況により切り替えている場合は、そのたびに送信メールサーバの設定を変更 (切り替える)必要が出てきます。

このような場合、この Radish を使用すれば、いつも送信メールを Radish に送るだけでOKになるでしょう。
Radish が、プロパイダの送信メールサーバの代わりをしてくれます。

■ 通常のメール送受信

通常のメール送受信

Radish を使った場合のメール送受信

Radishを使った場合のメール送受信

■ SMTPサーバの動作概要
  1. Radish は、起動するとタスクトレイに張り付いて、指定されたポートを開けて待ちます。
  2. メールクライアントからlocalhost(127.0.0.1)にSMTPで送信したメールは、いったんメールボックスに溜まります。
  3. メールボックスにあるメールは、「動作指定」に従い、送信動作を行います。
  4. Radish は RCPT To: で指定された宛先ドメイン名を見て、指定されたDNSからサーバのアドレスを引いて送信動作を行います。
  5. MXレコードが複数指定されているドメインに対しては、送信が成功するまで、その優先順位に従って、全部のサーバに送信を試みます。
  6. すべてのMXレコードに失敗した場合と、MXが引けなかったドメインは、そのドメイン名自体のAレコードを引いて、直接送信を試みます。
  7. 一通り、やってみて、全部失敗してしまった場合は、再送カウンタを1つアップしてメールボックスに保存します。
  8. メールボックスに保存されたメールは、指定された再送回数だけ、送信動作を繰り返します。
  9. 送信時に相手先サーバからエラーとして返されたメール(User Unkwon など)は、再送回数を超えた場合、MAIL From: で指定された宛先に返信します。

 アイコンについて

Radish のアイコンは、その動作状態に応じて変化します。
各状態におけるアイコンは次のとおりです。

1.通常の状態アイコン 通常の状態
メールボックスにメールが溜まっていないとき、このようなアイコンが表示されます。

2.メールが溜まっている通常の状態アイコン メールボックスにメールが溜まっている状態
何らかの理由(処理待ち・エラーのメールなど)で、メールボックスに1通でもメールがあるとき このようなアイコンが表示されます。

3.メール送受信状態アイコン メールの送受信状態
メールを送信中もしくは受信中のとき、Radish は、真っ赤になって働いています。
この状態の時に、終了動作などを行うと、メール送受信の処理は中断されます。

4.停止状態アイコン 停止状態
サーバ停止またはサービスとして動かしているとき、このようなアイコンが表示されます。

 サポート(Q&A)・連絡先

サポートは、ホームページ上の掲示板で行っております。

最新版及びソースコードは、ホームページからダウンロードできます。

http://homepage2.nifty.com/spw/
copyright(c) 1999/12.. by SIN@SapporoWorks

 著作権・再配布・免責

■ 取り扱い種別
Radish は、フリーソフトです。
商用・非商用を問わず、誰でも無償で使用することができます。

■ 再配布
Radish は、自由に再配布する事ができます。なお、この際、当方への連絡などは必要ありません。

■ 免責
Radish 使用して、どのような損害が生じても、当方は一切責任を負わないことをあらかじめご了承ください。 利用者の責任においてご利用ください。

■ 著作権
Radish の著作権は、すべて、開発者 SIN@SapporoWorks に属します。