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2009年10月31日

幼女戦士「ちびちびゆーなです」【前編】 このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 幼女戦士「ちびちびゆーなです」【前編】

1 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:33:48 ID:HMo5V6dA

    剣士「ちびーお稽古しよーぜー」

    幼女戦士「おけいこじゃなくておてあわしぇといいなしゃい」

    剣士「まぁそんなのどっちだっていいじゃん」

    幼女戦士「よくないです」

    剣士「じゃあお稽古始めるぞー」

    幼女戦士「なんかいいったらいうこときくのでしゅか」



2 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:35:05 ID:HMo5V6dA

    カンッ キンッ カンッ    どさっ


    剣士「たんまったんまっ俺の負けだっ!幼女戦士はやっぱ強えぇなぁ」

    幼女戦士「あたりまえです」

    剣士「先ずその容姿からして攻撃力30%はあるよな」

    幼女戦士「てかげんちたらゆるしゃないですよ」


4 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:35:49 ID:HMo5V6dA

    がさっがさっ


    僧侶「………」

    剣士「あ、おはよう」

    幼女戦士「おはようございます」

    僧侶「…おはようございます」

    剣士「お前ホント朝弱いよなぁ」

    幼女戦士「ねぐしぇひどいでしゅよ」

    剣士「あと、眼鏡は頭の上な」

    僧侶「………」


    「さあっ僧侶も起きたことだし、出発するか〜」
    「しょっちぎゃくです」
    「………」

5 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:38:32 ID:HMo5V6dA
    ○山麓の町○

    剣士「なに食おーっかな〜」
    幼女戦士「おじちゃん、やきとりひとちゅ」
    屋台のおじちゃん「はいよ、嬢ちゃん」
    剣士「あ、俺も俺もっ。20本くらい。
       あと、パン10個にそこの蒸かしジャガイモ15個
       骨付き肉10本にウィンナー20ぽn」
    幼女戦士「おおしゅぎですっ」
    剣士「別にいいだろ〜幼女が食べないからこれくれぇ」
    屋台のおじちゃん「はっはぁ!良く食うねぇ兄さん!!」
    幼女戦士「ていうかわたちのぶんしゃしひいてもおーいーのはかわりましぇんっ
         そーりょしゃんもなにかいってくだしゃいっ」
    僧侶「朝から何匹家畜を殺すつもりですか無能
       野菜もちゃんと食べなさい」
    剣士「あ、少し覚醒した?しょーがねぇなぁー
       おじさんそこのにんじんのソテー追k」
    幼女戦士「ふやちてどうしゅるんでしゅか!」

6 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:39:36 ID:HMo5V6dA

    もぐもぐもぐもぐ

    幼女戦士「これからどこにいくんでしゅか」
    僧侶「私は町の教会へ挨拶に、君達は?」
    幼女戦士「むー…」
    剣士「もが、もがががっ、もががもががもがにょもがもが」
    僧侶「わかりました、じゃあ後で合流しましょう」
    剣士「もきゅ」
    幼女戦士「なんでつうじるんでしゅか、そちてあなたはくちにものいれたまましゃべらないでくだしゃい」

    もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ

7 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:40:22 ID:HMo5V6dA

    剣士「宿どこにすっかー」
    幼女戦士「…やどをしゃがす、ていってたんでしゅか」
    剣士「あーあと、聞き込み調査。でもこの町は平和そうだから何にも…」

    キャーッ魔物よー!!

    剣士「…あれ?」
    幼女戦士「しょーでもない」

8 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:41:13 ID:HMo5V6dA

    痩せた魔物「キギャア、キギャアァア!!」
    村の女性「いやー!!!」

    幼女戦士「一匹でしゅね」
    剣士「よーしっ とおおりゃあああ!!!」


    ザシュッ


    痩せた魔物「キギャア!!」


    バッサバッサ


    剣士「あ」
    幼女戦士「あ、じゃないですっなんであしねらわないんでしゅかっ」
    剣士「油断してたでしゅ〜」
    幼女戦士「ふざけてないでてわけちてさがしましゅよっっ」

9 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:42:10 ID:HMo5V6dA
    幼女戦士「どこいったんでしょう・・・まったくこれもじぇんぶけんちがばかだから・・・」


    ??「よーし直ったぞ、もう大丈夫だからな」


    幼女戦士「ん?」

10 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:43:06 ID:HMo5V6dA
    ??「あたたっそんなに暴れないでくれっ悪いようにはしないからさ」


    幼女戦士「なに・・・ちてるんでしゅか」
    ??「む?子供?その姿・・・戦士か」
    幼女戦士「しょいつはまものです。なんでてあてなんか・・・」
    ??「ああ、だって怪我してたし。怪我してたら治してあげるのが当然だろう?」
    幼女戦士「まものはわるいやちゅですっ!しょいちゅはむらのひとをおしょいまちた!!
         たいじしましゅからさがってくだしゃい!!!」
    ??「おいおいそんな声荒げたら・・・あたたっ止めて暴れないですぐに終わるからっ」


    ??『移転魔法!』
    痩せた魔物「キギャア!」


    シュンッ

11 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:44:03 ID:HMo5V6dA

    幼女戦士「あーっ!!!」
    ??「ふい〜・・・あっちで幸せに暮らしてくれるといいんだけどな・・・」
    幼女戦士「なにちてるんでしゅかっっ!やちゅをどこへ!?」
    ??「食べ物が豊かな所へだ。すんごく痩せてただろう?
    可哀想に、何日も食べてなかったに違いない・・・」
    幼女戦士「なにいってるんでしゅかっ!やちゅはまものでしゅよ!!!
         まものをにがちてどうしゅるんです!!!」
    ??「・・・・・・」
    幼女戦士「?」

12 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:45:03 ID:HMo5V6dA

    ??「・・・なんか、懐かしいな。俺もそんな顔、してたのか、なあ――

    おーいみつかったかーよーじょけんしーどこいるんだぁー

    幼女戦士「え?」

    ガサッ

    剣士「あっ居たっ!なぁ魔物見つかったかぁ?こっちはてんで見つからなくってなー」
    幼女戦士「けんち、まものはあのひとが・・・」

    剣士「ひと?どこに?」

    幼女戦士「え・・・」

       ひゅるりー・・・

13 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:46:06 ID:HMo5V6dA

    幼女戦士「・・・」
    剣士「げーお前おばけでも見たのかよーこれから寒くなるって時期に」
    幼女戦士「ち、ちがいましゅっ!ほんとにここにひとが・・・」
    剣士「きゃー怖いっ!魔物に殺された幽霊とかだったりして!!!
       ひゅーどろどろどろひゅーどろどろどろ」くるんくるん
    幼女戦士「しょれはじぇったいにな・・・って、もちあげないでくだしゃいっ!
         ふりまわしゃないでくだしゃいっ!」
    剣士「あははっなんか魔物には逃げられちゃったみたいだし、戻るか。
       あんなに痩せてたんだ。また勝手に出てくるだろうよ。
       宿探して、飯食おー」
    幼女戦士「・・・・・・・」

14 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:47:31 ID:HMo5V6dA

     『すんごく痩せてただろう?可哀想に、何日も食べてなかったに違いない・・・』
       
    幼女戦士「・・・まものが、やしぇてることはいいことなんです」
    剣士「あ?ああ、そうだよなー誰も襲われてないってことだもんな」
    幼女戦士「しょーです。まもののしょーしゅいはひとがゆたかなこと。
         いいことなんです。なのに・・・あいつは・・・」
    剣士「? お前ちっちゃいくせに難しいこと考えるのなー」

15 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:48:06 ID:HMo5V6dA

    剣士「はーっ食った食った!ここの飯はやけに上手くて食欲がそそられちゃうぜー」
    幼女戦士「しょくよくおうしぇーなのはいつものことでしょ」
    剣士「えーそうだっけか?」
    幼女戦士「まったく・・・えんげるけーしゅーがいつもいじょーなのはあなたのしぇいでしゅよ」
    剣士「大丈夫、大丈夫wその分働いてるしww
       ところで、えんげるけいしゅーって何?」
    幼女戦士「・・・・おまけにばか、と・・・」
    剣士「えー」
    幼女戦士「しゃっしゃとやどしゃがちましゅよ!
         あなたがしゃきにしょくじをとるからよていがくるって・・・」

16 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:49:58 ID:HMo5V6dA
    *数時間後*

    幼女戦士「・・・」
    剣士「宿見つかんないなー」
    幼女戦士「・・・」
    剣士「何でかなーやっぱ一応観光中心の町だからかなー」
    幼女戦士「・・・ふかくでちた。こんなちいしゃなまちだからって、あなどってまちた」
    剣士「歩き疲れたなーあそこの喫茶店で飯でも・・・」
    幼女戦士「もうしょくじはとったでしょ!?しょれもこれもあなたがっ」
    剣士「ごめんごめん、めんごめんごwちゃんと探すから怒らんといてー」
    幼女戦士「もー」ぷくー
    剣士「怒ったらかわいい顔が台無しですよ、おチビちゃん」
    幼女戦士「あなたはわたちをおこらしぇたいんでしょ・・・」

17 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:50:38 ID:HMo5V6dA

    宿屋の親父「いやーすまんねぇお客さん。今日は生憎どこの部屋も空いていないんだ。
          他あたっとくれ」
     ぱたん

    剣士「・・・んー・・・どうしよっか。ついに町一周してしまっただよ」
    幼女戦士「きょうものじゅくだったらそーりょさんおこりますよー」
    剣士「それは勘弁願いたいなぁ、あいつ口悪いし・・・」

    どんっ

    ベールの人「っ!」

18 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:51:08 ID:HMo5V6dA
    剣士「っ? あ、ごめん大丈夫か?」
    幼女戦士「どこむいてあるいてるんでしゅか」
    ベールの人「いっいえ、こちらこそすみません。私がこんな格好しているから・・・」

    剣士「・・・・・・・・・・・・・」
    幼女戦士「・・・・・・・・・・・・」

    ベールの人「あ、あの・・・?」

19 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:52:02 ID:HMo5V6dA

    剣士「・・・・・(ちょっ・・・めっちゃビ・ジー(((゜Д゜*)))ーん!!!)」
    幼女戦士「・・・・・(しかもこえもきれい・・・)」

    ベールの人「あ、あの、大丈夫ですか?・・・・・・あ!」

    すちゃ

    ベールの人「・・・・・・・・・(ベール捲れてたー!;;)」
    剣士「・・・・・・・」
    幼女戦士「・・・・・・・」
    ベールの人「あ、あの、えーと、その・・・」
    剣士「ぼ・・・」
    ベールの人「?」

    剣士「ぼ、ぼじゅーれっまどもあじぇr@wrftgyふじこlp」
    幼女戦士「きもちはわかるがおちちゅけ」

20 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:53:35 ID:HMo5V6dA
    ベールの人「じゃあ、宿を探してるんですね?」
    剣士「は、ふわぃ・・・」

    幼女戦士「(というかこんなにきれいなひとなんだからふつーのやどしってるわけないでしょ!
          どこかのひめぎみだったらどうしゅるんでしゅか!?)」こそこそ
    剣士「(あ!そっか!でもお姫様なら城に泊めさせてくれるかも!?)」ぼそぼそ
    幼女戦士「(この町のどこに城があるんでしゅかー!)」こそこそ

    ベールの人「ええと・・・私は連れの友人の家に泊まっているんですが、
          気さくな方なので多分、訳を話したら泊めさせてくれるかもしれません」

    剣士「へ!?」
    幼女戦士「!」

    ベールの人「それでよろしけれb」
    剣士「是非」キラーン
    幼女戦士「しょくと!?」
    ベールの人「そ、そうですかっ?では、案内しますねっ」にこり

    剣士「おおお・・・美女と一つ屋根の下」ゴクリ
    幼女戦士「いやらちーかおちてます」

21 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:54:22 ID:HMo5V6dA
    ベールの人「幼女ちゃんはいくつになります?」
    幼女戦士「ことちでよんしゃいになりまちた」
    ベールの人「そんなに若いのに魔王退治の旅を?大変じゃないですか?」
    幼女戦士「まぁ、むのうがいるからたいへんでしゅがたびはたのしいでしゅよ」
    ベールの人「逞しいですね〜」にこにこ

22 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:55:03 ID:HMo5V6dA
    剣士「〜♪」
    僧侶「・・・何故」
    剣士「?」
    僧侶「見ず知らずの人の家にお世話になろうとしているのです」
    剣士「魔物退治してたら日が暮れちゃってさぁ〜
       そしたらどこも宿空いてなくってさぁ〜」
    僧侶「そういうこと聞いているんじゃない。
       昔、習わなかったんですか?知らない人には付いて行ってはいけないって」
    剣士「えー大丈夫だよー美人だったし」
    僧侶「全く、警戒心の足りない能無しが」

23 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:56:13 ID:HMo5V6dA
    剣士「美人に悪者はいないって俺の剣士道が行っておりますっ!サー!!」
    僧侶「阿呆ですか。無駄に美しい人ほど危険なものはありませんよ」
    剣士「じゃあ何で付いて来るんだよ。教会にでも泊まればよかったじゃんかー」ぶーぶー
    僧侶「・・・・・」

24 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:57:38 ID:HMo5V6dA
    僧侶(微かながら彼女から魔物の臭いがする・・・)
    僧侶(大体こんな僻地に連れてくること自体がおかしい)
    僧侶(本当に民家がこんな所に建っているのか?)

    剣士「僧侶?」
    僧侶「・・・君達の単純さにはホトホト呆れます」
    剣士「む」

25 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 17:58:19 ID:HMo5V6dA
    僧侶(まあ魔物の本拠地とかだったら返って楽に方が付きますし)
    僧侶(惚けてる二人の変わりに僕が彼女を倒せば何の問題も無いでしょう)

    僧侶「ふむふむ・・・この先、魔の気配も今のところ特に無し」
    剣士「?」
    僧侶「普段馬鹿のように食べる分きっちり働いてくださいね、剣士」にこり
    剣士「おおう?」

26 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 18:11:00 ID:HMo5V6dA
    ○山麓の町の外れ:賢者の館○

    がつっがつがつっがつがつっ

    森の老賢者「おおお良く食うのぉ!小僧!!」

    もぐもぐもぐもぐもぐ

    剣士「もごもくもががっむぐむぐもががっ!」
    森の老賢者「おお、そうかそうか。わしゃ飯を沢山食う奴は大好きじゃ!
          もっと食えっ!!どんどん食え!!!」
    剣士「もがもがもがもが!!!」

    がつがつがつがちゅがつ

    僧侶「・・・・・」
    幼女戦士「もっとゆっくりかんでたべなしゃい、けんち。おぎょーぎわるいでしゅよ」
    僧侶「というか、少しは量を・・・」

27 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 18:11:44 ID:HMo5V6dA
    森の老賢者「いいんじゃいいんじゃお二方!男はこれ位がいいんじゃよぅ!!!」
    剣士「そうだそうだ!・・・かぁーっ!うめぇなぁ!!この飯!!!」
    森の老賢者「じゃろうじゃろう!?ここは水が美味いからのぉ。全てが美味くなる。
          全ての根源は水っての!ささっ、酒を注ごうではないか剣士よ」
    剣士「おお、かたじけないかたじけない」

28 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 18:12:20 ID:HMo5V6dA
    館のメイド1「まあ!料理を作っているのは誰だと思っているんです?」
    館のメイド2「それではまるで下手な人が作っても同じって言っているようなものですわ!」
    森の老賢者「そんなことはないぞ。ちゃんとおみゃーたちゃーの腕も認めてるよ。
          スープに乗せるパセリくらいにはの」
    館のメイド1&2「まあ!!!」
    助手「まぁまぁまぁまぁ。貴女達の料理は日々どんどん美味しくなっていますよ。
       毎日特訓しているんですね。本当に有難う御座います」
    館のメイド2「さすが助手様!慈しみを精巧なさった様なお言葉!!!」
    館のメイド1「賢者様も見習って下さいまし!」
    森の老賢者「あーうるさい。何故こうも活きの良い奴を引いてしまったんだか」
    剣士「もがもがもぎゅもがもがもぐ?」
    森の賢者「あそっかのう」

29 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 18:13:08 ID:HMo5V6dA
    幼女戦士「しょーいえば、ぎんゆーしじんしゃんはどこにいったんでしゅか?」
    森の老賢者「ん、詩人かい?多分、二階で連れと食べてるんじゃないかの」
    幼女戦士「しょーでしゅか・・・」
    森の老賢者「なんじゃぁ嬢ちゃん、詩人のことが気に入ったのかい?」にこにこ
    幼女戦士「はい。よーしもこころもきれいなひとでしゅね」
    森の老賢者「お、もう顔を拝見したのかい?」

    ごっきゅん

    剣士「そーだ爺さん、あの人どこの人何だよ。この世のものとは思えないくらい美人だったぜ」
    森の老賢者「なんじゃいお前も見たのか。わしには一週間経っても見せてくれなかったのにの・・・」
    館のメイド1「賢者様が無理やり見ようとしなさるから
    館のメイド2     いやらしい顔なさるから   」
    森の老賢者「やかましいっ」

30 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 18:13:48 ID:HMo5V6dA
    剣士「で、どこのしゅっしんなんだ?」
    森の老賢者「ああ・・・あの子はエルフと人のハーフじゃよ」

    幼女戦士「・・・」
    僧侶「・・・・・・・・」

31 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 18:14:20 ID:HMo5V6dA

    剣士「・・・・・・・。  へ?(゜Д゜;)」
    森の老賢者「まああの美しさは天性モノじゃな。エルフでも人でもあんなに別嬪なやつぁ・・・」
    剣士「てっていうかっ!爺さんっ」
    森の老賢者「なんじゃ」
    剣士「つまり・・・エルフってことは・・・」
    幼女戦士「魔族」
    森の老賢者「そうじゃが?」
    幼女戦士「・・・っ」
    剣士「ええええええええええええええええええ」
    詩人「ええええええええええええええええええ」

    「「「っ!?」」」

32 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 18:15:06 ID:HMo5V6dA
    詩人「何故暴露しているんですかっ賢者様!?私の正体を!」
    森の老賢者「こらっ詩人、お前は声を張り上げてはいけないと御主人からいつも言われてるじゃろう?」
    詩人「あっそうでした、すみません・・・って違います!
       折角っお友達になれそうだと思ったのに何故ばらしてっ・・・」
    森の老賢者「友人にするなら、何れバレることじゃろう。
          それに、コレくらいで切れる縁ならとっとと切ってしまった方がマシじゃ」
    詩人「・・・・・っ」
    森の老賢者「・・・のぉ、お嬢ちゃん。この哀れな子羊に手を差し伸べてはくれないか?
          嬢ちゃんが言った通り、容姿だけでなく心も美しい子じゃ。
          それともやっぱり魔族は嫌いかえ?」
    幼女戦士「・・・・・」
    剣士「・・・・・」
    詩人「・・・」おろおろ

    幼女戦士「・・・きょう、」

33 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 18:16:11 ID:HMo5V6dA
    幼女戦士「まものをたしゅけているひとにあいました」
    詩人「!」
    森の老賢者「・・・・・」
    幼女戦士「わたちにはわけのわからないことでした」
    幼女剣士「ひとのてきであるまぞくをたすけるなんて、はいとくしゃのしゅることです」
    幼女戦士「でも、しょのひとはいいました」
    幼女戦士「げがをしているものをたしゅけるのはとーじぇんだと」
    詩人「・・・・・」

34 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 18:16:37 ID:HMo5V6dA
    幼女戦士「よくきくことばでしゅ。
         でも、わたちのなかで、しょれはにんげんだけのはなちでちた。
         わたちはなやみました。いえ、いまでもなやんでいましゅ。
         あのひとにあって、ことばをきいて、しゅこしでもまぞくがかわいしょーだとおもったのです。
     
         どうじょう、して、しまったのです」
    剣士「・・・・・」
    幼女戦士「これはてんきなのかもしれましぇん」

    すっ

35 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 18:17:09 ID:HMo5V6dA

    詩人「?」
    幼女戦士「あなたのこと、おちえてくだしゃい。わたちがいのちをうばってきたもののことを
         わたしは、しりたい」
    詩人「! はいっ・・・はいっ!喜んでっ!!」

    ぎゅっっっ

36 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 18:18:10 ID:HMo5V6dA
    剣士「ふー・・・相変わらずちびは大人びてんなあ」にこにこ
    僧侶「・・・・・」ずずー
    森の老賢者「いやーよかったぁ、よかった。お嬢ちゃんならわかってくれると思ったんじゃよ。
          もーこの子コンプレックス過多+引っ込み思案じゃからぁ」
    詩人「け、賢者さまっ」
    森の老賢者「一ヶ月近くここで暮らしているのに一人もお知り合い出来ないでやんの。
          人に触れたくない、でも人のいるところにいたいからって暗くなってからしか出歩かないし
          誰かに襲われたら御主人に平謝りするのわしなんじゃからね?」
    詩人「す、すみません・・・」
    助手「よかったですねぇ、詩人さん。私も一安心です」なでなで
    詩人「あ、ありがとうございますっ」ぽ

37 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:11:14 ID:HMo5V6dA
    剣士「まあ、幼女が断っても俺がなってやったけどなっ♪
       こんな美人にお友達申し込まれて断る奴なんていないだろ!」
    森の老賢者「・・・・・・・」
    剣士「ていうことで是非お友達に・・・いえ、お友達からなってもらえませんかマドモアゼル」キリッ☆
    詩人「え、えと、ええと・・・?;」

    うおっほんっっ

38 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:12:50 ID:HMo5V6dA
    森の老賢者「剣士くん、ちょっと来たまえ」
    剣士「?なんだよ爺さん、せっかく俺様がカッコよく決めてたところなのに・・・」
    森の老賢者「こんなこと言うのはちょっと憚れるのじゃが」
    剣士「??」
    森の老賢者「今後のために言っておこう」



    森の老賢者「あいつは一応、   オ  ト  コ  じゃ」

39 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:15:05 ID:HMo5V6dA
    剣士「・・・・・・・・」
    剣士「・・・・・・・・・(・ω・)?」
    剣士「・・・・・・・・・・・・(゜ω゜)?オトコ?」

    くるっ

    詩人 あせあせっ
    幼女戦士「ポ カー・・・ン(゜Д゜」
    剣士「(((("゚ω゚";)))))・・・・・・・・」


    うっ、うそだああぁぁあああああぁあああぁあぁぁあぁぁ

40 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:16:16 ID:HMo5V6dA
    剣士「・・・・・」ずー・・・ん
    詩人「あ、あの剣士様っ」
    剣士「・・・・・」(再起不能)
    詩人「そ、そんなにショックだったのですか・・・というかやっぱり女だと思われてたんですね。
       まあいつものことですけど・・・賢者様も本当に全てを暴露しなくても」

    かつかつかつかつ

    僧侶「まだ沈んでいるんですか無能。不能も追加決定ですか?」
    詩人「僧侶様っ」
    剣士「・・・・・・」ちーん
    僧侶「・・・はあ」

41 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:17:13 ID:HMo5V6dA
    がしっ

    かつかつかつかつ
    ずりずりずりずり

    僧侶「・・・・・」
    詩人「あ、あのっ」

    かつかつかつかつかつかつかつ
    ずりずりずりずりずりずりずり

    僧侶「・・・・・・」
    詩人「え、ええとっ」

    かつかつかつかつかつかつかつかつかつ
    ずりりりりりりりりーーーーーーーーー

    詩人「運ぶの手伝いましょうかっ?その、剣士様何だか苦しそうd」
    僧侶「結構です」きっぱり

42 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:18:03 ID:HMo5V6dA
    カツカツカツカツカツカツカツカツ
    ずりりりりりりりりりりりりりりりーーーーーーーーーーーー

    詩人「・・・・・・」
    詩人「・・・ああ、剣士様のお顔がブルーベリーに・・・」

43 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:19:39 ID:HMo5V6dA
    がちゃり

    ぽいっ  ごんっっっ

    僧侶「ふうっ」
    詩人「あああ剣士様っ」
    僧侶「・・・何だかコレじゃ僕が悪者に見えますね」
    詩人「剣士様・・・貴方の優しさは忘れません・・・」
    僧侶「勝手に亡くなったことにしないで下さい」

44 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:21:58 ID:HMo5V6dA
    詩人「あ、あの」

    ピシッ

    詩人「っ!」
    僧侶「近寄らないでくれますか。君は生理的に受け付けられない。」
    詩人「・・・・・」
    僧侶「大体その体は何です。君は半魚人ならぬ半女人ですか」
    僧侶「魔物と人間のハーフな上にどちらの性別にも転べないなんて・・・
       どれだけ中途半端が好き何だか」はっ
    詩人「・・・・・っ」
    僧侶「宿を提供してくれたことには百歩譲って感謝しましょう。
       何が起こるかわからない場所ですけど、まあこの程度なら安心して寝れますし」
    詩人「・・・・・・」
    僧侶「では、明日も朝早いので」

        きー・・・ばたんっ

45 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:22:57 ID:HMo5V6dA
    詩人「・・・・・・」
    詩人「・・・・・・・・」しゅん・・・
    剣士「気にすんな。あいつは誰にでもあんな感じだよ」
    詩人「!」
    剣士「だってさーこれでも俺一応あいつの幼馴染なんだぜ?親友なんだぜ?
       なのになんだよこの扱い・・・」しゅん・・・
    詩人「だ、大丈夫ですかっ?」
    剣士「だいじょーぶ、だいじょーぶ。いつものことさ☆」ニコッ!
    詩人「いつものこと・・・・・」

46 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:24:16 ID:HMo5V6dA
    剣士「ブリザードビショップ:僧侶殿はいつもあんな感じであります」
    詩人「・・・・・」
    剣士「ん?何故友達かって?・・・友達は運命と似たようなものだからサ!」キラッ☆
    詩人「・・・・・」
    剣士「そんな困った顔しないでください・・・・・。
       ・・・折角落ち込んでいるの慰めようとしたのにスベってしまったヨ・・・(・ω・`)」

47 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:25:41 ID:HMo5V6dA
    詩人「・・・。貴方は優しいのですね」
    詩人「こんな私にも優しくして下さる・・・傷付けた、ばっかりなのに」
    剣士「あ、いやー・・・あれは俺の勘違いというか、なんというか。ごめんな。
       だってしっかり柔らかいもんついてるし、その・・・うつくしいし・・・」ごにょごにょ
    詩人「いえ、大体の人は私を初め女だと思いますよ。現に、私もつい最近までは自分を女だと思っていました」
    剣士「え」
    詩人「でも私は男なのです。・・・・・中途半端な体でも・・・・・」

48 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:30:46 ID:HMo5V6dA

    じゃっぱーん・・・

    幼女戦士「ふうっ」
    幼女戦士「ここのおやしきはやけにひろいでしゅね」
    幼女戦士「おといれしゃがしゅのもひとくろーです」

49 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:31:33 ID:HMo5V6dA
     
     じゃー

    幼女戦士「・・・・・・しかち」
    幼女戦士「まさかぎんゆーしじんしゃんがおとこだとわ・・・」
    幼女戦士「まじょくだとしったことよりおどろきかもしれましぇん」

50 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:34:19 ID:HMo5V6dA
    きゅっ

    幼女戦士「・・・しぇかいはひろいでしゅね」
    幼女戦士「もちかちたらまじょくでおとこがうつくしいのは、あたりまえなのかもしれましぇん」
    幼女戦士「あるいは、おんながおとこよりちゅよいということも」
    幼女戦士「くじゃくやくものように」
    幼女戦士「・・・すごいでしゅねぇ。しぇかいは、ひろいんだ」

    わたしはすべてをしることができるだろうか

51 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:35:46 ID:HMo5V6dA
    ??「・・・確かに、世界は広いよお嬢ちゃん」
    幼女戦士「! あなたは・・・!」
    ??「お前は、すごいね。そうやって自分で視野を広げることが出来るんだ。
       あの頃の俺とは、違う」
    幼女戦士「・・・?」

52 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:37:43 ID:HMo5V6dA
    ??「思考が固まりつつあるこの世界でその柔軟さは大切だ。
       自分が正しいと思う道をより、深く、見つけられる」
    幼女戦士「あなたは・・・まものをたすけることがただしいとおもったのですか」
    ??「いや」
    幼女戦士「・・・」
    ??「未だに見つけきれていない、己の正義を。詮索中さ」

53 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:39:53 ID:HMo5V6dA
    幼女戦士「じゃあっなじぇあのとき・・・!」
    ??「かわいそうだったから」
    幼女戦士「!」
    ??「何かを助ける理由ってソレだろう?あの魔物は子供を養うために昼も夜も食料を探していたんだ。
       しかし、餌としていた野生動物はほとんど人間が持っていったり、追い払ってしまった。
       動物達の肉は食料へ。骨は雑貨や武器へ。追い払った理由は田畑が荒らされるから。
       結果、食料が無くなった魔物はあまり好物ではない人間の肉を求めた」

54 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:42:33 ID:HMo5V6dA
    幼女戦士「・・・・・・・」
    ??「魔物は悪くない。だからと言って人間も悪い訳ではない。
       己の生活を維持するにはそうするしかないから。
       弱肉強食なんだ。対立があった時、どうしてもどっちかが弱者になってしまう」
    幼女戦士「きょーしゃがじゃくしゃをたすけるのが、にんげんの、りそーのしぇかいです」
    ??「そうだな。人間は弱者を助ける珍しい生き物だ。
       しかし、間接的攻撃はいつでもあることなんだ。
       町の人間達は動物を狩ることで魔物に被害が行くことを知ってたかい?
       知らなければ何もできない。だから、知らなければならない」
    幼女戦士「・・・・・」

55 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:46:09 ID:HMo5V6dA
    ??「知った上で何が善か悪か決めるのは本人の意思だ。
       自分の生活を守るために動物を狩るのも一つの善。
       または魔物を倒してしまうのも一つの善。
       または俺みたいに魔物を助けるのも本人の中では一つの善だ」
    幼女戦士「でもたにんとっては、あくにもなりうる」

    ?? にっ

    ??「それを考えた上で行動するんだ。俺は一匹狼だから周りのことなんか気にしないけど
       お嬢ちゃんには大事な仲間がいるだろう?」

    幼女戦士 こ?こくんっ

    ??「価値観でぶつかるのは人の特権だ。色んな人とぶつかって己の正義を磨くと良いさ」
    幼女戦士「・・・あなたは」

56 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:49:00 ID:HMo5V6dA
    ??「?」

    幼女戦士「・・・だあれ?」

    旅人「・・・。
       ふふっただの旅人さ!」

57 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:50:30 ID:HMo5V6dA

    ちゃぷん 
          ちゃぷん

    詩人「・・・・・・」
    詩人「生理的に受け付けられない、ですか」
    詩人「確かに決して気持ちの良いものではないでしょう、ね」
    詩人「私は・・・・・」

    とてとてとてとて・・・

58 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:52:22 ID:HMo5V6dA
    詩人「?」
    幼女戦士「・・・・(・Д・」
    詩人「・・・幼女ちゃん?」
    幼女戦士「・・・・・ほんとーにきれいでしゅね。なんだかめがみのようでしゅ」
    詩人「・・・・・」

59 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:53:37 ID:HMo5V6dA

    にこ

    詩人「ありがとう」
    幼女戦士「・・・・・・・。
         と、となりいいでしゅかっ?」
    詩人「ええ、どうぞ」
    幼女戦士「し、しちゅれいしましゅ・・・」

60 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:54:35 ID:HMo5V6dA
    ちゃぷんっ

    幼女戦士「・・・・・・(・ω・*)」
    詩人「・・・そんなに私の顔は人間離れしてますか?」
    幼女戦士「え?ええと・・・しゅっごくきれーです。た、たぶんどのせーしょにでてくる
         かみしゃまやてんしたちよりも。しょのてんではにんげんばなれちてましゅね」
    詩人「そうですか・・・」
    幼女戦士「・・・にんげんになりたいんでしゅか?」
    詩人「・・・」

    ざぱっ

    幼女戦士「!」
    詩人「お体、流しましょうか?」

61 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:55:25 ID:HMo5V6dA
    詩人「〜♪」

    しゃかしゃかしゃか

    詩人「お痒いところはありませんか〜?」
    幼女戦士「ないでしゅよ〜」
    詩人「そうですか〜」

    しゃかしゃかしゃかしゃか

    詩人「流しますね〜」

    ざっぱーん

    幼女戦士「(>ω<)」
    詩人「ふふふっ」

62 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:56:26 ID:HMo5V6dA

    かたんっ

    幼女戦士 こしこし
    詩人「め、目に泡が入ってしまいましたかっ?」あせあせっ
    幼女戦士「いえ、だいじょーぶでしゅよ」
    詩人「そうですか」ほっ

    幼女戦士「・・・・・」
    詩人「?・・・」

63 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:57:35 ID:HMo5V6dA

    幼女戦士「しょ、しょのぉ・・・」
    詩人「はい」
    幼女戦士「れでぃがこういうのをいうのは、はばかれるんでしゅが・・・」
    詩人「・・・はい」

    幼女戦士「ふつーおとこのひとは・・・」

    詩人「はい。・・・確かに、私には『男にあるべきもの』がありません」

    幼女戦士「・・・ほんとにおとこのひと・・・?」
    詩人「ええ、確かに私は男でした。・・・記憶はありませんけど」

    幼女戦士「・・・・・」

64 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:58:25 ID:HMo5V6dA
    詩人「痛々しい話になってしまうんですが、昔誰かに取られてしまったようです。
       お蔭でこんな曖昧な体になってしまいました」
    幼女戦士「・・・・・」
    詩人「気を悪くさせてすみません・・・」
    幼女戦士「いえ・・・なんか・・・・・・・じぶんのしらないしぇかいをしりました」

65 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 20:59:34 ID:HMo5V6dA

    詩人「出来れば一生知らないで欲しい。でも、貴女は賢いからいつか知ってしまうんでしょうね。
       私の過去を」
    幼女戦士「・・・・・」
    詩人「全く、毎日大変なんですよ?賢者様からはセクハラに遭いますし、
       メイド達には”ふしだらな乳ですこと!”って何だかもぎ取られそうになりますし」
    幼女戦士「・・・・・」
    詩人「毎日死守するのが大変ですっ」ふんっ

66 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 21:00:58 ID:HMo5V6dA
    幼女戦士「・・・なげいては、いないのですか」

    にこっ

    詩人「ええ! たまには嘆く日もありますが、私は今の私を愛しています」

    あの人が 見つけてくれたから 認めてくれたから

    詩人「性別も種族も決められない体ですが・・・
       過去の自分を愛せない分、今の私を愛しましょう!」

    とたとたとたとた・・・トタッ!

67 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 21:02:18 ID:HMo5V6dA
    館のメイド1&2「「まあっふしだらな乳っ!!!」」

    詩人「・・・っ!? いつのまに!?」
    幼女戦士「・・・」

    館のメイド1「男のくせになんてだらしのない!!!」
    館のメイド2「成敗してくれますわ!!!!!」

    むぎゅりっ

68 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 21:03:51 ID:HMo5V6dA
    詩人「ちょっ・・・!!!」
    館のメイド2「大体私達よりデカイとはどういうことですの!?」
    館のメイド1「こんな乳こんな乳こんな乳っ」

    むぎゅみゅぎゅむぎゅむぎゅ

    詩人「!?いだたただたたただだったたたたたたっ」
    館のメイド2「憎たらしきどぅぃーカップッ・・・!」
    館のメイド1「こうしてくれるっこうしてくれるっ」

    むぎゅもぎゅむぎゅむぎゅみぎゅm(ry

    詩人「いつも思うんですがっ!そんなに激しくっ揉まないでぇええっ!!!」

    やああああああぁあああああぁぁぁあっぁあん・・・・

69 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 21:05:00 ID:HMo5V6dA

    幼女戦士「・・・・いつもこんなかんじ?」
    助手「ええ、いつもこんな感じよ」フフフ
    幼女戦士「・・・。わたちもおおきくなるかなぁ」ぺと
    助手「大丈夫、小さくても世の中には色んな嗜好の方がいるわ」にこにこ
    幼女戦士「?」
    助手「うふふふふふふ・・・・」

70 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 21:07:34 ID:HMo5V6dA

    がさっ

      「おい、あの家か?」
     「ええ」  「間違いないっす、お頭」
    「そうか、仲間を集めとけ。虎の刻に決行だ」

       がさっ

71 : ◆259JyajOgc:2009/10/21(水) 21:09:02 ID:HMo5V6dA

    ザッ

    「あの家で間違いないですかネェ、諸君」
    「Yes」「ハイ、マスター」
    「そおですカァ」にまり
    「明け方に攻めますヨォ」

    ふっふふふふふふ・・・・・


幼女戦士「ちびちびゆーなです」【後編】へつづく

引用元
幼女戦士「ちびちびゆーなです」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12874/1256114028/

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