2009年11月2日 17時50分更新
県内の景気について日銀岡山支店は県内の主要な製造業の生産が低水準ながらも持ち直しつつあるなどとして前回に引き続き「景気は厳しい状況にあるものの下げ止まっている」という判断を示しました。
日銀岡山支店によりますと県内の主要な製造業では鉄鋼では自動車向けの生産量が持ち直しているほか、自動車についても低水準ながらも生産は持ち直しているとしています。
また、県内の個人消費は全体としては依然として弱いものの、一部に持ち直しの動きも見られ乗用車のことし9月の販売台数が前の年に比べて7.6%増加して、いわゆるエコカー減税の効果で3か月連続で前の年を上回っています。
こうしたことから日銀岡山支店では「県内の景気は厳しい状況が続いているものの下げ止まっている」という判断を示し、前回の判断を据え置きました。
日銀岡山支店のたか橋経一支店長は「今後、企業の生産や輸出の回復の時期や程度が重要となるので今後の動きを注視していきたい」と話しています。