衆院予算委で答弁する鳩山首相=2日午前 首相、国債は44兆円以下に 凍結予算で2次補正衆院予算委員会は2日午前、鳩山由紀夫首相と全閣僚が出席して基本的質疑を行い政権交代後、初の与野党の本格論戦がスタートした。首相は、一般会計で過去最高の95兆円超になった2010年度予算の概算要求に関し「できるだけ切り詰める必要がある」と強調。国債発行について「(麻生前内閣が09年度に予定した)44兆円を超えないよう最大の努力をする」と述べた。 同時に、09年度第2次補正予算編成を検討する考えを表明、財源として麻生前内閣が成立させた09年度第1次補正予算の一部執行停止による約3兆円を活用する意向を明らかにした。 集団的自衛権をめぐる政府の憲法解釈に関して、変更する考えはないと言明した。 来年1月に期限の切れるインド洋での海上自衛隊による給油活動について「延長はしない」と明言した。 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題については「日米合意を無視することはできない」と指摘。 対北朝鮮外交では「甘い言動を取ることは禁物だ」と強調、同時に核・ミサイル問題や拉致問題の解決に取り組む決意を表明した。民主党の海江田万里氏ら与党議員への答弁。 自身の偽装献金問題については「まるで気が付いていなかった。痛烈に反省している」と謝罪した。 【共同通信】
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