アメリカに行ったとき出会った日本人自閉っ子ママのブログを100年ぶり位に見た。
あえてURLは載せないが、この人は、取材先としてはイマイチだなと思った人物である。
彼女(一応日本人ね)の中の脳内日本は、現実の日本とひどくずれていた。日本語も若者言葉しかしゃべれず、大人として日本に暮らしたことのないのが見え見えだったが、ありえない脳内日本を後生大事に抱えていた。
差別がはびこり、貧しく、人々は権威にひれふす、どうしようもない国、日本。
学校では先生が絶対的な権力を握り、親は何も言うことができない封建的な国、日本。
その脳内日本を一生懸命けなすことによって、アメリカにいる自分を正当化している、っていう感じだった。日本は何もかも悪く、アメリカは素晴らしい。だからアメリカにいる自分はsuperiorであるのだから、無知な日本人の蒙を啓かなければ、という発想ね。
この人は今、シリコンバレー在住であるためか、絵カードをケータイにのっけられないか、それをビジネスにできないかと画策中らしい。別にITのプロではなさそうだが。ついでにライセンスの知識も無いみたいだけど。絵カードコミュニケーション自体に、ライセンスがかかっているんだけど、そういうことは知らないみたい。
デジタル人間ではないせいか、私は絵カードコミュニケーションをケータイで行うというこの企画に対し今ひとつ懐疑的である。あれはやはり手指を使ってぺりっとめくって相手の目を見て相手に渡したりするところにも意義があるのではないか、と感じるからだ。対人コミュニケーションの手段なのだから、身体障害が重い人でなければ、身体性を取り込んだほうがいいような気がする。
たしかに作る手間とか、持ち運ぶ手間は大変なんだろうなあと思うけど。
もちろん私は絵カードに対してあくまで素人なので、例えば服巻ご夫妻のようなプロフェッショナルや、門眞一郎先生や齋藤宇開先生、それに日々絵カードでのコミュニケーションを実践していらっしゃるたくさんの先生方や親御さんがどうお考えになるかはわからないが。
第一ケータイで絵カードをどうやって操作するのか、いまいち私にはわかんないし。
もしその人たちが「ケータイ便利じゃん」って思うのなら、これはうまくいくんだろう。ただしその前にクリアしないといけないのは技術的な問題だけじゃないけどね。
まあビジネスなんだから、うまくいけば儲かり、うまくいかなければ儲からない。それだけの話。
それよりイタイなと思ったのは、ビジネス展開の前にブログでアンケートをとってること。そしてそのアンケートに答えてくれた人何名様かに「シリコンバレーの高級紅茶」をプレゼントするんだってさ。
ぷぷ。
誰がほしいんだろう、そんなもの。
誰がありがたがるんだろう。「シリコンバレーの高級紅茶」(笑)
本当はおいしい紅茶なのかもしれないけど、まずそうに聞こえるではないか。
日本ではこれだけ紅茶専門店とかがたくさん出来て、世界中のおいしい紅茶に加え、日本ならではのデリケートな味の紅茶(今の季節ならマロン風味とか)が簡単に安く手に入るのに。
ヤフー本社御用達だと誇らしげに書いてあるが、ヤフーの人たちが飲んでいるという事実がどうして紅茶としての価値を高めるのか、ワケがわからない。
まったく日本の現実を無視したマーケティングである。日本市場から金を儲けたいのに、きちんと日本の実情を見てないのがよくわかる。
アメリカ=憧れ という時代はとっくに終わった。時々それに気づいていない人がいるけど。
先日堀江貴文氏と2chのひろゆき氏の対談集「なんかヘンだよね・・・」を読んだ。
二人の教育論も面白かったのだが、堀江氏のシリコンバレー観に笑った。
一部在米日本人IT関係者が、日本のITは「残念」だ、日本人エンジニアもどんどんシリコンバレーに来るべきだ、じゃなきゃ一人前とは言えないみたいなことを言っているらしい(大意)。
それに対して堀江氏が「あんな食い物まずくて空気乾燥しているところになんで?」(大意)みたいなことを言っていた。「日本のITは全然残念じゃない」とか。
私はこの感覚、なんかわかるな。
色々進んだものがアメリカにあるのはわかるけど、五感の問題としてできればアメリカに行きたくない、旅行ではちょっとは行っても住みたくないっていう人はいても当然だと思う。日本もそう悪くないしね。
私もどっちかというとその部類だ。若い頃はアメリカ旅行よく行ったけど。今はもうよほど必要がない限り行きたくない。食べ物まずすぎるし、一週間いると不幸になる。タイに行くと帰りたくないって思うけど、アメリカにいると早く帰りたくなる。
アメリカ人っていうのは、人が良くてもうざいことがある。
アメリカかぶれの反日日本人は、もっとうざいかも。
とは言っても
アメリカの自閉症に関する知識・療育技術は大変に進んでいる。大いに採り入れるべきだ。
誰か、私よりもっともっとアメリカになじみやすい人が出かけていって(たとえばマクドナルド平気で食べる人とかね)、その知識を持ってきてくれるのはありがたい。私はできれば行きたくない。日本で生魚(しかもマグロとかじゃなくて青魚系ね)を食べてお風呂入って相撲を見ていたい。
ただ、できればそういう伝達の役目の人は、反日日本人じゃないほうがいいだろう。日本を愛する人がいいだろう。
写真は土俵上の日の丸。実に美しい。
日本は温泉があり、相撲があり、追い焚きの効く家庭用のお風呂があり、新鮮なサンマが生で安く食べられる。国民皆保険があり、生活が何かと便利で、世界中のものが手に入り、世界中のサッカーが居ながらにして見られる。
黄色人種が人種差別されず、いいか悪いかは別として、競争が比較的ゆるいぬくぬくとした社会である。
国産力士がハングリー精神を失ってしまうほどにゆるい社会なんだよね。
松坂大輔復活した。すごいピッチングだった。
ほーら言ったでしょ。
日本人には日本人の調整法があるんだよ。
☆☆☆
稀勢の里、三勝目。
調子がいいとは言えないが、それで勝つのも大事なこと。
でも今日はまた、すごーーーーーくイヤな相手。
きせのんが負けても暴れたり、物投げたり、やけ酒飲みまくったりしませんから、安心してください>一緒に観に行く人。
あえてURLは載せないが、この人は、取材先としてはイマイチだなと思った人物である。
彼女(一応日本人ね)の中の脳内日本は、現実の日本とひどくずれていた。日本語も若者言葉しかしゃべれず、大人として日本に暮らしたことのないのが見え見えだったが、ありえない脳内日本を後生大事に抱えていた。
差別がはびこり、貧しく、人々は権威にひれふす、どうしようもない国、日本。
学校では先生が絶対的な権力を握り、親は何も言うことができない封建的な国、日本。
その脳内日本を一生懸命けなすことによって、アメリカにいる自分を正当化している、っていう感じだった。日本は何もかも悪く、アメリカは素晴らしい。だからアメリカにいる自分はsuperiorであるのだから、無知な日本人の蒙を啓かなければ、という発想ね。
この人は今、シリコンバレー在住であるためか、絵カードをケータイにのっけられないか、それをビジネスにできないかと画策中らしい。別にITのプロではなさそうだが。ついでにライセンスの知識も無いみたいだけど。絵カードコミュニケーション自体に、ライセンスがかかっているんだけど、そういうことは知らないみたい。
デジタル人間ではないせいか、私は絵カードコミュニケーションをケータイで行うというこの企画に対し今ひとつ懐疑的である。あれはやはり手指を使ってぺりっとめくって相手の目を見て相手に渡したりするところにも意義があるのではないか、と感じるからだ。対人コミュニケーションの手段なのだから、身体障害が重い人でなければ、身体性を取り込んだほうがいいような気がする。
たしかに作る手間とか、持ち運ぶ手間は大変なんだろうなあと思うけど。
もちろん私は絵カードに対してあくまで素人なので、例えば服巻ご夫妻のようなプロフェッショナルや、門眞一郎先生や齋藤宇開先生、それに日々絵カードでのコミュニケーションを実践していらっしゃるたくさんの先生方や親御さんがどうお考えになるかはわからないが。
第一ケータイで絵カードをどうやって操作するのか、いまいち私にはわかんないし。
もしその人たちが「ケータイ便利じゃん」って思うのなら、これはうまくいくんだろう。ただしその前にクリアしないといけないのは技術的な問題だけじゃないけどね。
まあビジネスなんだから、うまくいけば儲かり、うまくいかなければ儲からない。それだけの話。
それよりイタイなと思ったのは、ビジネス展開の前にブログでアンケートをとってること。そしてそのアンケートに答えてくれた人何名様かに「シリコンバレーの高級紅茶」をプレゼントするんだってさ。
ぷぷ。
誰がほしいんだろう、そんなもの。
誰がありがたがるんだろう。「シリコンバレーの高級紅茶」(笑)
本当はおいしい紅茶なのかもしれないけど、まずそうに聞こえるではないか。
日本ではこれだけ紅茶専門店とかがたくさん出来て、世界中のおいしい紅茶に加え、日本ならではのデリケートな味の紅茶(今の季節ならマロン風味とか)が簡単に安く手に入るのに。
ヤフー本社御用達だと誇らしげに書いてあるが、ヤフーの人たちが飲んでいるという事実がどうして紅茶としての価値を高めるのか、ワケがわからない。
まったく日本の現実を無視したマーケティングである。日本市場から金を儲けたいのに、きちんと日本の実情を見てないのがよくわかる。
アメリカ=憧れ という時代はとっくに終わった。時々それに気づいていない人がいるけど。
先日堀江貴文氏と2chのひろゆき氏の対談集「なんかヘンだよね・・・」を読んだ。
二人の教育論も面白かったのだが、堀江氏のシリコンバレー観に笑った。
一部在米日本人IT関係者が、日本のITは「残念」だ、日本人エンジニアもどんどんシリコンバレーに来るべきだ、じゃなきゃ一人前とは言えないみたいなことを言っているらしい(大意)。
それに対して堀江氏が「あんな食い物まずくて空気乾燥しているところになんで?」(大意)みたいなことを言っていた。「日本のITは全然残念じゃない」とか。
私はこの感覚、なんかわかるな。
色々進んだものがアメリカにあるのはわかるけど、五感の問題としてできればアメリカに行きたくない、旅行ではちょっとは行っても住みたくないっていう人はいても当然だと思う。日本もそう悪くないしね。
私もどっちかというとその部類だ。若い頃はアメリカ旅行よく行ったけど。今はもうよほど必要がない限り行きたくない。食べ物まずすぎるし、一週間いると不幸になる。タイに行くと帰りたくないって思うけど、アメリカにいると早く帰りたくなる。
アメリカ人っていうのは、人が良くてもうざいことがある。
アメリカかぶれの反日日本人は、もっとうざいかも。
とは言っても
アメリカの自閉症に関する知識・療育技術は大変に進んでいる。大いに採り入れるべきだ。
誰か、私よりもっともっとアメリカになじみやすい人が出かけていって(たとえばマクドナルド平気で食べる人とかね)、その知識を持ってきてくれるのはありがたい。私はできれば行きたくない。日本で生魚(しかもマグロとかじゃなくて青魚系ね)を食べてお風呂入って相撲を見ていたい。
ただ、できればそういう伝達の役目の人は、反日日本人じゃないほうがいいだろう。日本を愛する人がいいだろう。
写真は土俵上の日の丸。実に美しい。
日本は温泉があり、相撲があり、追い焚きの効く家庭用のお風呂があり、新鮮なサンマが生で安く食べられる。国民皆保険があり、生活が何かと便利で、世界中のものが手に入り、世界中のサッカーが居ながらにして見られる。
黄色人種が人種差別されず、いいか悪いかは別として、競争が比較的ゆるいぬくぬくとした社会である。
国産力士がハングリー精神を失ってしまうほどにゆるい社会なんだよね。
松坂大輔復活した。すごいピッチングだった。
ほーら言ったでしょ。
日本人には日本人の調整法があるんだよ。
☆☆☆
稀勢の里、三勝目。
調子がいいとは言えないが、それで勝つのも大事なこと。
でも今日はまた、すごーーーーーくイヤな相手。
きせのんが負けても暴れたり、物投げたり、やけ酒飲みまくったりしませんから、安心してください>一緒に観に行く人。