H.K

実は、ある島おこしプロジェクトに

2009年09月02日(水) 22時57分00秒
テーマ:自立

短い期間、その立ち上げから関わっていた。

そのプロジェクトは、前の記事の海岸沿いにある龍郷町荒波地区の一集落を拠点にした

少数によるもので、自分はブログやネットショップなど主に情報発信を担当していた。


当初は介護職の合間、職場帰りに寄れる地の利を活かし鋭意頑張っていたのだが、

ブログも話題になり始めたころ、リーダーとの間に軋轢が生じた。

その軋轢とは、プロジェクトの基本コンセプトによる意見の対立で

当初はリーダーの了承の下、自分がこれも担当していたのだが

ブログが話題になり始めたころ、これを全部削除して俺のものに変えろ!ときたのである。


自分が描いていたコンセプトとは、やはり個人や集落単位の自立を基本としたもので

当初は了承していたくせに、政治的だとか、商売に結びつきにくいといったような理由で

完全に却下するようなことを言われたので、既存の振興策とは一線を画するコンセプトに

プライドをもっていた自分は、即座にこれを下りた。


口では大きなこと言っている一見バイタリティのありそうな彼らにも

やはり現状は認識できておらず、やはり中途半端に親から相続した土地や資産があると思考もそうなるのか

企業的、商業的な事柄にのみ注力した既存の振興策と何も変わらない

所詮、すぐ金儲けがしたいだけの、発想的にじつに小さなプロジェクトにしたかったのである。


自分より年配で仕事もなく、介護してる親の年金と小さな集落の中途半端な農業を

ベースに生きていくしかないという他力本願な現状を認識できていないといえる。

それができていると、根本的に何が必要か?自然と見えてきそうなものだが、

ようは、すぐにお金になるような近視眼的な発想しかできないのである。


これはこの国を覆う現状に通じるものがあり、空恐ろしくもある。

ある意味、この時代、この国に生を受け、自立するしか道が無いほど無力で良かったと

心の底から痛感した出来事であった・・・。


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海岸線を快走

2009年09月02日(水) 21時17分02秒
テーマ:ブログ

過酷な仕事を終え爆音でPUNKを聴きながら帰宅した。

日々思い感じる様々な事柄全てが、爆発的なサウンドと共に砕けて散り、

景色と共に後方に流れ消えていく。


そんな全てから開放される瞬間、大自然や自分と真摯に向き合える時間こそ

どんな気持ち良いSEXや美味しい食べ物より貴重なものだ。


「日々是格闘」


「日々是格闘」

「日々是格闘」

職場の近況

2009年09月02日(水) 20時30分33秒
テーマ:ブログ

さて、殺人的に過酷な職場の近況だが

正規と非正規職員との軋轢はますます深まり悪化する一方である。


正規も非正規も関係ない通常の過酷な介護業務は、

我々非正規に押し付け、自分たちはなるべく避け、

園長の気に入られるための作業(仕事とも呼べないシロモノ)に没頭。


職場には一番遅く来て、一番先に帰り、本来、担当したら責任をもって

遂行すべき当番などの業務もいい加減で間違いだらけ。


上記のような状況も、通常は職場の上司が許さないのだが

女性主任は、園長の親族関係にあたるコネ正規職員には何も言えずに放置どころか

コネ職員の言いなりになり優遇する始末。


そんな状況の職場だから、ついに我々非正規もキレた。

労働契約上の始業時間から一時間も早く職場に出勤していたのだが、

正規職員と同じ時間に出勤するように決めた。


当然、これでも全然遅刻ではなく、仕事が遅れるのを覚悟の上で

正規職員に非正規職員が、今まで如何に大変な作業をこなして

日々業務を回していたかを知らしめる措置である。


画像は、我々が宿題とよぶ、自宅に持ち帰りでこなしてる介護書類である。

おかげで、月末は帰宅後もプライベートな時間を削って奉仕の日々だ。

主任はこれの量も正規職員は減らし優遇すると言い始めた。


そんな、コネをいいことに仕事もしないで高い給料を貰ってる

公務員のような連中が存在し、幅を利かせてるのが

地方の介護施設における腐りきった現実なのだ。


「日々是格闘」

長雲峠の夜明け

2009年09月02日(水) 19時41分03秒
テーマ:ブログ
ここ数日、まさに殺人的な忙しさの中にいた。
このブログもできれば毎日更新したいのだが、仕事から帰ると極度の疲労の中
何もできずに時が過ぎていた。
ブログのネタというか、書きたいことは日々たくさんあるのだが・・・。

今日は久々の休みだったので、昼間に用事を済ませ何とかこのブログをまとめて更新したいと思う。

そんな忙しい日々のある日、仕事後夜の8時に眠りに落ち、翌朝4時に目が覚めたので
いつもより早く夜明け前に出勤し、寄り道して写した画像がこれ。

仕事前の僅かな時間、過酷で悲惨な日々だが、「冗談じゃねえぞ!勝負はまだまだこれからだ!」
と、固く心に誓った瞬間だった。
「日々是格闘」
「日々是格闘」
「日々是格闘」

怒りの原因を

2009年08月28日(金) 23時39分10秒
テーマ:ブログ

具体的に書くと、

まず職場での介護書類(月末までの提出期限あり)を処理するサービス残業

正規職員の傍若無人な振る舞い及び、職務放棄に近いサボりぶり

それらの背後にある、地方に蔓延るコネ社会


そんな日々からくるプライベートの悪循環

具体的には、精神的な安寧を回復するための作業(爆音でパンクを聴き、歌うなど)にかかる時間的ロス

それらからくる、ブログの更新遅れ、およびバンドの必要機材発注遅れ

私生活における人脈維持の危機(メール返信や酒飲みなどができなくなる等)などである。


私生活に使う金銭的余裕はそれなりにあるのだが、

今宵もデイでのミーティングがあり、夜の9時までみっちり無償の奉仕。


そんな日々だと肉体的および精神的疲労の回復に相当の時間を費やし

ブログの更新はおろか、ドラムや追加のマイク等のバンド機材を

ネットで発注する気力すら捻出できないほどの過酷さなのである。


このブログ上にも、自分の目標や理想、それに向けた具体的方法論など

書きたいことは山ほどあるのだが、何もできずにいる。


案外、この状態こそが、この格闘の本質かもしれない。

とも、思ったりするのだが、じつのところ


あまりに酷い現状に、おもしろくなってきた。


というか、先進国日本にいながら、北朝鮮に潜入した

ジャーナリストのごとき心理を、お金を稼ぎ社会奉仕しながら体験できるのだから

当分は、怒りでも何でも道連れにしてこの格闘の日々を進むしかなさそうだ。

ここ数日

2009年08月28日(金) 21時50分10秒
テーマ:ブログ

怒りで、はらわたが煮えくり返りそうな心もちでいる。

このブログを更新することができないのも然ることながら


怒りは、その根本原因であるといえる対象に向けられっぱなしで

時間的にも精神的にも全く余裕がない。


その対象というのが、この奄美大島という辺境の地に蔓延る

我がブログの掲げる自立的テーマを阻害する自己解決不能な

依存的な現状および体質そのものであるから始末が悪い。


サービス残業が横行する過酷な介護の職場でも、

大抵の人は、「酷い職場もあるな」という程度の認識で終わるのだろうけども

悲しきかな、我が性は、その先に居座る今やこの国全土に蔓延するといってもいい

門閥主義というか、成果や能力よりも、生家や縁故や資産が問われる

絶望的な「現状」にまで目が向き、日々それと格闘、闘争するという

じつに疲れる作業を単身こなしているのである。


無力な自分に対しては、最初から問題視するどころか

人生戦略上、有利な点もあると勝手に理解しているので、絶望することはまずないのだが


日々悪化してる職場の環境から端を発した悪循環が、職務中に留まらず

プライベートにまで及び、それを軽減するための時間的および精神的ロスが増え

ますます怒りが増幅するのである。

夜の巡視船

2009年08月25日(火) 22時23分33秒
テーマ:ブログ

自転車で走るとき、休憩がてら夜の港で船を眺めるのが好きだ。

今日は巡視船の前で、しばし佇んだ。


「日々是格闘」


無償の奉仕

2009年08月25日(火) 22時03分30秒
テーマ:ブログ

と、書くと聞こえはいいが、単なるサービス残業である。

今日から月末恒例のケアマネに提出する介護関係の書類を片付けるべく居残り。

半分ほど済ませて帰ってきた。

今月もまた、無償の奉仕の日々が始まった。


そんな過酷な日々でも、やはり自転車で走ることは忘れない

今夜もまた夜の街を疾走してきた。

最近、何かと自堕落な日々が続いていたので、いい気分転換になった。

夜の公園で一服、自転車でかく汗は、やはり、仕事でかく汗とは何か違う。


「日々是格闘」

「日々是格闘」

昨日と一昨日は

2009年08月25日(火) 21時37分54秒
テーマ:ブログ

休みだったのだが、日曜日は高校生とのバンド練習。

昨日は色々と用事などがあり、本当に忙しく、なかなかこのブログも更新できずにいる。

日曜日、練習の合間に高校生たちとAUNリゾートhttp://www4.ocn.ne.jp/~aun/ でお茶を飲みながら

色々と今後の展望など語り合う予定が、ただお茶飲んでバカ話しただけだった。


画像はそのときに写したもの

緑と空と雲のコントラストが夏らしく、太平洋の沖に故郷の喜界島がはっきり見えた。


「日々是格闘」

「日々是格闘」

自立を意識する原点

2009年08月21日(金) 23時58分03秒
テーマ:自立

さて、ここまで病的なまでに自立をテーマにしてる自分であるが

その精神性を形作ったのは、パンクロックのDIY精神なども多分に影響してるが

やはり、自分の生い立ちから語らねばならないと思う。


本来、最初に紹介するべき事柄であろうとは思うが、なにせ貧乏暇ナシの身分

生活が何より最優先なので、書ける時間の都合上、多少の前後は許して頂きたい。


さて、そもそも自立を意識するきっかけになったのは、親父の死に関する経緯からである。

親父は喜界島の役場職員を生業としていたが、我が家系は祖父の代からの公務員一家である。

祖父は支庁職員、叔父は市役所、叔母は県立病院といった具合である。


親父は喜界島生まれなのだが、祖父が奄美の公務員となり市内に移住してからは

喜界島に母親とかけおち同然で渡り、役場の仕事を生業にしたのである。


そんな状態なので土地や家屋はすべて祖父の名義のままで、自分たち家族は慎ましく暮らしていた。

それなりに幸せな日々に衝撃が走ったのは自分か小学6年の冬であった。

親父が癌に侵され、余命3年だというのである。


当時、親父が携わっていた事業が病気の原因なのだが、この事業、今の喜界島を作ったといえるほどの

大プロジェクトで親父はもう一人の人物とペアで、この国の直轄事業である土地改良事業に従事した。


口下手なのに、必死に住民を説得し、霞ヶ関の官僚とも折衝の日々。

農地の収穫を一年潰し、農地の区画整理から農道の舗装整備から

今でもはっきりと覚えてるが、見たこともない重機が島内を走り回り、

改良前後では完全に別の島になった。


今や島の農地は碁盤の目のように区画整理され、アスファルトの農道も整備され

農地の生産性は格段にアップし、念願の地下ダムも整備された島は

奄美大島の倍の生産規模を誇る農業の島になった。

その基盤を命がけで創ったのが親父である。


まさしく、食糧難の今の時代を見据えた、自立の島を体現する事業である。

他にも喜界に島流しされた有名な僧侶の像や公園の設計など色々島の自立に貢献した。


そんな偉大な親父が余命3年から自分の高校卒業時まで延命し、

死んだのだが、その際町から送られた表彰状は

それら事業のものではなく、晩年、病魔と戦いながら家族を食わすためだけに働いた

窓際の戸籍係時代のものだった。


しかも手柄はもう一人の、週に3日しか出勤しないような不良公務員に独占されたと聞き

高校生ながら、公務員制度の腐った実態に死ぬほど憤慨した。


町長などから親父の後を継ぎ高卒での役場入りの打診もあったが、

完全に無視し、高卒で民間に就職し苦労する道を選らんだ。

これに関しては全く後悔していないし、むしろ心から感謝している。


そんな、まさに、「何かに依存して生きるな!」「自分のことは自分でやれ!」

という自分の基本テーマを短い人生の中で体現してみせ

自立の島、喜界島の基本をも創った親父こそ、


自分の精神性における全ての原点といえる。


おかげで、苦労や生傷は絶えないが・・・(笑)

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